それを息子が食い止めるみたいな。上の世代は愚行をごまかすために伝統とか慣習とかを作ってるんだなあみたいな。閉じられた狭い世界で、いやこれが伝統だからといってごまかし続ける。伝統が失敗を隠す隠れ蓑になってる。
それで内紛っていうかさ、王位継承争いがおきて国の存亡の危機になる。ビブラニウムとかいうなんでもできる鉱物が採掘できるワカンダ。それを隠して外国には貧しい農業国として偽装してる。
これもなんだかなあって感じです。偽装する意味がよくわからない。伝統とか慣例とかならわしとか言ってさ、代々欺いてきたのを、今やっと若い世代にそれはおかしいと言って行動する王様が出てきたっていうね。
なんかそういう話でしたねえ。アクション盛りだくさんなので、ストーリーはとくに意識しなくても見れたけど、お話がけっこうおもしろかったかな。そうなんだよ。上の世代がごまかしてうやむやにし続けたツケをいつ払うか。
自分も伝統とか言ってお茶を濁して知らないふりをしてやりすごすか、これはおかしいと新しい方向へ國を導くか。分かれ目ですねえ。
このブラックパンサーは伝統をおかしいと思ってそれをちゃんと正そうとするからたいした若者ですよ。