こわ~。
これがイヤミスってやつかあ。
2016年のミステリー映画。
無料動画のGYAO!で配信してたのを鑑賞。
お嬢さん高校、聖母マリア女子高等学院の文学サロンに
メンバーが集まり、
メンバーがそれぞれ自分の作品を朗読する。
作品のテーマは、
サロンの主宰であり学園の人気者だった飯豊まりえの死。
なんか屋上から花壇に落ちて死んでいたらしいです。
手にはスズランの花が握られていて
それがダイイングメッセージだと
平祐奈はスズランの香りの香水をつけてる
メンバーを犯人とし、
小島梨里杏はスズランの模様がはいった
髪留めをしてるメンバーが犯人だとし、
玉城ティナはスズランの花のような
火傷の跡があるメンバーが犯人だといい、
清野菜名はスズランを植えていたメンバーが犯人だという。
それぞれが死んだ飯豊まりえとどうかかわっていたのかを
小説として書いて発表していくのを見せていく。
それぞれの話で飯豊まりえがどんな人なのか
全然印象が違ってる。
誰の話が本当なのか、誰もが嘘を言ってるのか。
ミステリーですね。
清水富美加がこの朗読会の司会進行で
最後に驚愕の話をしておしまい。
こわ~みたいな。
人生の主役、脇役。
誰もが主役になれるわけじゃない。
なんか、これは思春期に誰もが感じる絶望感っていうかねえ。
自分の人生なのに、自分が主役になれそうもないという
ぼんやりとした不安感をエンタメミステリに
仕立てたっていう感じですかね。
若さが失われていく不安感もあるかな。
おばんになったら人生終わりだとか
若い人は勘違いしちゃうからなあ。
若いときって、30歳や40歳、50歳に
年取った自分の姿を想像できない。
おばんになってからのほうが人生長いっつーの。
まあ、そういう不安感や恐怖を忘れて
自分が人生の主役であり続けるためには
殺人も辞さないぞっていうね。
なかなかミステリーらしいミステリーで面白かったです。
まあでも細かいとこ変に思ったけどね。
飛び降り自殺をどうやって偽装したのかよくわからんし。
闇鍋食べながら朗読する定例会ってどんな定例会やの?みたいな。
文学サークルでなぜ闇鍋?
まあ、そういうよくわからんとこもありましたけど、
若い人が集まってなんか頑張ってたから
よかったんじゃないすかね。
動画暗黒女子