ちょっとチープすぎたかな。
2011年、ジョン・カーペンター監督によるホラー。
主演はアンバー・ハード。
ネタが古いっていうかなあ。
あまりにも単純すぎる作りになってて
なんかもうひとひねり欲しかったです。
まあ、ひねりすぎもよくないけども、
あまりにも単純すぎるネタで
時間をひっぱりすぎじゃないすか。
電気ショックとかやってた時代の精神病院が舞台で
なんか事情はよくわかんけど、
放火した女の人が入院になって
他の患者といろいろあるみたいな。
謎の化け物っていうか、幽霊みたいなのに
襲われて患者たちが殺されていったりします。
主人公はなんとか病院から抜け出そうと頑張るけど、
なかなかうまくいかないって感じです。
それを延々とやるんだけど、
最後のオチがわかっても、
今時これでおしまいってないよなあ、
もういっちょなんかあるでしょって思っちゃったけど
なんもなくてそのまま終わったみたいな。
30分ぐらいでやってくれたら
なかなか面白いねって感じの薄い中身です。
世にも奇妙な物語の1話って感じ。
仕掛けは主人公だと思ってた側が
実は逆側だったというものだけど
それがわかったところであんまり衝撃はなかったですね。
ちょっと面白かったのは、
患者たちがいろいろおしゃべりしたり、
音楽に合わせてダンスしたりするシーンが
「17歳のカルテ」みたいで、
あれ?これほっこりヒューマンドラマになるのかなって
一瞬思ったところぐらいですね。
DVDの表紙の写真とかあらすじは
おどろおどろしいホラー系サスペンスみたいなのに
ほんとはほっこり青春人間ドラマなのかみたいな。
そうなってくれてたら、
けっこう面白かったかも。
鬼才カーペンターのホラーかと思ったら
青春ドラマだった!みたいな。
そんな感じでちょっと感覚が古臭い映画だったかなあ。
まあ、映像が新しいクラシックな
映画を見たと思えば
普通に楽しめる感じがします。