主人公は南米系のアメリカ人ホルヘ・レンデボルグ・Jr。ハンバーガー屋でバイトしてて、妹はコロンビア大学への進学が決まってて喜んでいたんだけど、突然白人の知事ブレット・カレンが不法滞在の移民に対する強行な行政命令を執行。
不法滞在者は本人、その子供もふくめ全員収容所おくりで強制送還させる。なんか親が不法滞在でも米国で生まれた子供には米国市民権があるみたいですね。それを覆して、子供も捕まえるということなのでかなりひどい。
それで収容所おくりになる主人公家族。弁護士のアドバイスで、主人公があるボランティアプログラムに参加すれば釈放されると聞いて主人公は参加することに。
プログラムは老人ホームで老人たちの世話をすること。主人公と同じ境遇の若者たちが大勢このプログラムに参加して老人ホームで働くことになるのだが、奇妙なことがあって……って感じです。
いやー、アイディアや発想はよかったんだけどなあ。見せ方があまりうまくない。怖がらせるスリラー描写、謎が謎を呼ぶミステリー描写、それぞれがバラバラでうまくつながってないというか。
どうも見ててだるく見えてしまう。編集が悪いのかなあって感じです。
役者はなかなかいい感じなのでもったいない。ジェナ・オルテガが出てたけど彼女は主役でもないしとくに重要な役でもない。パケ写では真ん中にいて主人公みたいな雰囲気かもしだしてますけども。
ただの老人ホームかと思ったら、そうじゃなかった。老人と思ってた人々は老人ではなかったのです。主人公たちのようにプログラムに参加した人たちで、ホルモン注射や薬を投与されてその副作用で見た目が老けて見えてただけ。
見知らぬ老婆だと思って世話してたのが、実は妹だったとわかる展開とかあります。
なんでそんなことをするのかというと、肉質をよくするため。薬で肉質をよくしたあとに、ミンチにしてハンバーガーのパテにして出荷していた。
知事が経営するハンバーガーチェーン店では移民をミンチにした肉を使っていたのだ~。
不法移民問題を解決できて、食糧問題も解決、一石二鳥だってね。昔は不法移民が安価な労働力として米国市民に貢献してくれた。時代がかわって今では労働力は必要ない。これからの時代は食料になって貢献してくれって。
怖い話で、すごく皮肉で風刺もきいてる展開なんだけど、見ててあまり衝撃的に思えないし、怖いともあまり思わないんすよねえ。やっぱり見せ方があまりうまくないんだろね。
主人公も薬で半分老化みたいになって、どうにかここから脱出しようと所長のエリック・デインとバトルしたりして、最後は所長がミンチになって無事に脱出できてよかったでおしまい。
アイディアはよかった映画でした。