明治時代に囚人に炭鉱労働させてた三池集治監が舞台。金子信雄ら看守が企業と結託し、劣悪な労働条件で囚人たちを強制労働させていた。
あまりの横暴に囚人たちは暴動寸前。牢名主の宍戸錠らもこのままでは脱走するしかないのかと思い詰め始めていた。そこに増員として20名ほどが送られてくることに。
そこには北海の常と異名をもつ鶴田浩二もいた。船で輸送される途中に看守を足の鎖で絞め殺す。眉一つ動かさず無表情で殺しをする冷酷な男です。というか眉毛がそられていて眉毛なし。
看守たちは宍戸錠たちを抑え込むために、鶴田浩二をぶつけて囚人たちの不満を鎮めようと画策するのだが、鶴田浩二はどう動くのか……みたいな。
この前半の鶴田浩二の冷めきったやる気のなさそうな何を考えているのかまったくわからない感じが怖くておもしろいです。殺しになにも感じない。
宍戸錠が熱血漢で熱い男なので、その対比で冷酷な鶴田浩二が際立つ感じでよかった。なのに最後らへんはいつもの任侠映画の義理堅い人情に厚い鶴田浩二になっちゃう。
前半と後半でキャラ変わってる。最後まで冷酷な何考えてるのかわからんやつで行ってほしかったなあ。
しかし男臭い映画っすね。褌姿の半裸のおじさんたちが狭い閉鎖された炭鉱空間で大汗をかきながら騒いでる映像が続く。まあ囚人が炭鉱で働かされてっていう映画だからそうなるのは当然といえば当然。
作ってる側はこれじゃあ女っ気がなさすぎる、やばいって思ったのか、無理やり女を出してました。最初のほうに女囚ですかね?裸の女囚が女にうえた囚人たちに襲われるシーンがあった。あとは囚人の奥さんが夫を思って見送りにくるのを看守に目をつけられてやられちゃうシーン。
それと鶴田浩二が檻に入れられる懲罰明けで女が布団にいて世話焼いてくれるシーン。炭鉱で裸のおじさんたちが騒いでるだけじゃ、やばい!ってことで無理やり女っけをだそうとがんばって挿入したエピソードと女性キャラたちって感じでした。
最後どうなったっけ?思い出せない。最初、定期的に視察にくる役人を人質にとって脱獄する計画だったけど、それはバレてて失敗。混乱に乗じた鶴田浩二グループが看守にばけて外に出ることに成功。
あの山を超えたら自由だってすごい勢いで山道を転がりながら登ったり下ったりする鶴田浩二だが金子信雄たちに捕まって脱獄失敗。宍戸錠たちは籠城です。
それからどうだったかな。あんまり思い出せないんだけど、鶴田浩二が宍戸錠たちを説得。タイマン勝負で鶴田浩二が勝ったので鶴田浩二が牢名主になって籠城をやめる。会社は囚人は貴重な労働力なのでまた酷使の毎日。
鶴田浩二がリーダーになって、荒れるみんなを我慢しろこらえろっておさえていたんだけど、崩落事故がおきて仲間が死んだりとかがあってもう我慢ならんと暴動です。
撃たれてボロボロになりながらも鶴田浩二が金子信雄を撃ち殺し、地上にあがって看守たちにダイナマイトを投げつけておしまい、だったような。
とにかくおじさんがふんどしでうろうろしてるという印象しか残ってないですね。