3人のうち弁護士の人は記憶があっていろいろ知ってるみたいなんだけど、あとの2人は記憶がなくて自分の過去を知らない。この3人は無関係ではなかった!みたいな。最後らへんは怒涛の解答編って感じで彼らの因縁が明らかになって大団円です。
まあ、家族の話ですよねえ。1もそうだったけど、親と子の複雑な関係は何度も生まれ変わりするぐらいでないとお互い理解しあえないみたいなことですかねえ。1000年考えてやっとわかるみたいな。
前作で怨霊になってた軍隊で死んだ弟の霊界裁判を弁護人が付きそう。それと同時に霊界の使い2人は現世に行って、とっくに寿命がきて成仏するのが当然のおじいちゃんがいるんだけど、座敷わらしみたいな家にとりつく憑神が邪魔してるのを解決して、成仏させるという仕事をすることになります。
霊界での裁判をすすんでいくのと、現世での問題解決の2つのストーリーが展開する構成です。アクションももりだくさんで飽きないです。でもジュラシックパークはどうかなって思ったけどね。
マ・ドンソク演じる座敷わらし神が人間臭くておもしろかったです。なんでおじいちゃんが成仏するのを邪魔するかというとまだ小さい子供のためっていうのが人情派って感じでいいやつだなって思うんだけど、立ち退き料を勝手にファンドに投資して値下がりで大損してるとかもあって、ひでえやつだなみたいな。
しかし因縁が深いですねえ。3人と閻魔大王。親と子。兄と弟。敵と味方。人間関係のもつれってだいたいこのパターンですかね。子は親の愛情に飢える。親は子供たち全員を公平に扱わない。
なんか最後はいい話みたいな雰囲気になってたけど、人間関係の問題は何千年も生まれ変わりを繰り返して、ちょっとわかりあえるかもっていうぐらい深い問題なんだっていうことですよねえ。
1度の人生の中でうまくいくなんてことは稀でほとんどないっていうね。だから素直にいい話だなあとは思えなかったなあ。