デュデュデュ~デュデュデュ、フジコンコン、ゴーストバスターズ!懐かし映画。今見たらどうなのかと思って見てみたんだけど意外と見れるもんですね。1980年代の映画って軽薄だなあ
。でもそこがいいですよね。
今の映画みたいに登場人物が無駄に悩んだりしない。無駄に人物の背景を説明したりしない。話は単純明快。変わり者たちが化け物退治して街のヒーローになったぜ!っていうだけ。それ意外なんもなしです。
とにかくね、説明しないのがいいですね。ゴーストバスターズの武器もなんなのかよくわかりません。小型の原子炉をランドセルにして背負っててそっからホースがつながっててレーザーみたいなのが出るってどういうことなのかさっぱりなのだが、説明なんかいりませんよね。
街を破壊する蘇る破壊神かなんかも、なんなのかはよくわからない。門の神と鍵の神がどうしたこうしたとか全然意味がわからないけど、とくに詳しい解説はありません。それがいいですよねえ。最近の映画は説明に時間使いすぎる。
うだうだとこれはこういう経緯があってこういう人でこれとこれがこうなってみたいな背景描写に時間をたっぷり使って、それでメインの話はなんなのかってよくわからないままに時間切れみたいな。
ゴーストバスターズは単純明快。説明なし。ビル・マーレイやダン・エイクロイド、ハロルド・ライミスたちがどんなやつらなのかよくわからない。ただ変わり者でうだつが上がらないやつらっていうのだけがわかる。
80年代っていったらイケイケ時代ですよね。アメリカも景気よかったんだっけ?そんなときに幽霊退治っていうか化け物退治しますよって胡散臭い便利屋みたいなことやってるやつらだから相当な変わり者なわけで。
そういう時代からはずれたアウトローなやつらが、出番が回ってきて街を救うヒーローになる。ただそれだけ。化け物にどうやって勝ったのかもよくわかんないけど、最後は街をあげての大騒ぎで俺たちゃやったぜヒーローだぜっていうね。
中身は一切なんもない。でもそこがいいんだよなあ。最近の映画の伏線がどうしたこうしたとか、裏の意味がどうのこうのとか、悩むヒーローがどうしたこうしたとか、うざったいことに疲れた体にはこういうのがおもしろく感じちゃうね。
デートに誘おうとしてたいけてるシガニー・ウィーバーが悪魔憑きになってもビル・マーレイはたいしてなんとも思わない。マショマロマンを召喚してしまったダン・エイクロイドもたいして悩まない。
あ、そ、じゃあ、なにか別の解決方法考えよっていう軽いノリで次にいく。そこがやっぱ勢いのある時代は違うね。同じところでうじうじしない。ここでダメなら別のとこに別の可能性があるだろみたいな前向きさが今とぜんぜん違いますね。未来への明るさが。
やっぱり80年代の映画っていいよ。小難しくなくて。別にすごくおもしろいわけでも名作でもないけど、こういう映画が好きですね。
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