22年目の告白-私が殺人犯です-
これって確か韓国映画のリメイクでしたっけ。もとのやつを見たことあるような気がしたけどどうだったかな。大まかな設定と前半は似てたけど、後半はかなり別物になってるみたいでした。時効を迎えた連続殺人事件の犯人が名乗り出て犯行告白本を出版し派手にメディアに露出する。それが藤原竜也。被害者遺族や捜査にあたった刑事たちは、なぜ犯人が今そんなことをするのかわからず困惑。はたして藤原竜也の目的は……みたいな。
刑事役は伊藤英明。犯人を逮捕寸前まで追い詰めるが、逆襲にあい上司を亡くし、妹も失踪してしまう。この二人が主役かな。
そして仲村トオル。元戦場ジャーナリストで今はテレビ番組のキャスターっていう役なんだけど、演技が変で笑っちゃったなあ。仲村トオルって演技の幅は狭いですよねえ。無理やりキャスターっぽい演技をしようとしてるけど、いつもの仲村トオルでしかないみたいな。
事件を調べて詳細に取材したことが認められてキャスターに抜擢されているという役。まあ、後半実はっていうことになるんですけど、仲村トオルは昔のドラマで同じような役やってたなあって思った。
同じような役っていうか、意外な人物が実は犯人だったという役回り。中山美穂とキムタクが出てるテレビドラマで仲村トオルが最終回で実はっていうドラマだったっけ。野沢尚脚本のミステリーだったような。なんだっけなあ。題名が思い出せない。
まあ、どうなんすかねえ。こういう映画は犯人が誰とか結末がどうとか知ってしまうとおもしろみが消えてしまうから1回見たらそれで終わりのような。犯人当て以上の面白みがある映画じゃなかった。
うーん、前半はどうなるんだろうっていう興味でなかなかおもしろかったんだけど、後半がつまらない。仲村トオルの別荘に行ってからがおもしろくない。どうせなら仲村トオルは、USアーミーの戦闘服に身を包んで暴れまわってほしかったなあ。
野獣死すべしの松田優作みたいにさ。戦場で捕虜になって処刑されかかったことがトラウマになって異常殺人を繰り返してたっていう役だから、仲村トオルには松田優作並にいっちゃってる演技してほしかったね。
リップヴァンウィンクルのお話聞かせ始めるとかさ。そういう一皮むけた仲村トオルが見たかったけどね。