冒頭からしてなんか退屈。しかも敵の話から始まる。父親と兄からバカにされてこけにされてる少年が謎の玉に導かれて魔術師ジャイモン・フンスーのとこに呼ばれて、良い心をもってればおれのスーパーパワーを授けると言われるけど、
おまえはダメだと失格と言われてしまうシーンから始まる。その少年がのちに敵になるんだけど、シャザムっていうヒーローの話なのに、敵の描写から始めるってどうなのかなって。こんな説明描写はいらんような気がした。
せっかくのヒーロー映画の冒頭なのに、こんな退屈な説明描写で始めるとは。なんか見る気がなくなっちゃう。
なんか敵の描写が多すぎて、敵のほうが主人公みたいになってんの。おかしいんだよなあ。
そっから別の少年の話になって、こっちが主人公なんだけど、警察のパトカーをいじって、誰かの住所をわりだして、会いに行く。なんか子供のときにはぐれてしまった母親を探してるらしいです。
里子にだされて里親と暮らすんだけど、いつも逃げ出してしまう問題児アッシャー・エンジェル。新しい里親の家に引き取られる。親は元里子で、家には引き取った子供がたくさんいて、血は繋がらないけど家族をみんなでやってるお家。
ここもすぐに脱走しようとするんだけど、アッシャー・エンジェルは魔術師に呼ばれて、純粋な心の持ち主だということで合格してスーパーパワーを授けられる。なんだっけ。ゼウスの全能。アトラスの怪力とか、なんとかのなんとかみたいな、すごいパワーの詰め合わせパック。
見た目も変わっちゃうんすよ。赤いタイツでマント羽織ったおじさんザカリー・リーバイになっちゃう。なんだこれってパニック。そうだ、家に足の不自由なヒーローオタクのやつがいたから、そいつに相談しようってなって二人でスーパーパワーの実験していく。
シャザムって呪文で変身したり変身解除になったりするのがわかったり、手からビリビリ稲妻を飛ばせたり、銃弾を弾き返せたり。
でも子供だからくだらないことしかやらない。見た目がおじさんなのでお酒を買えるぞって飲んだらクソマズでおげーとか。
親のふりして迎えに来て学校を早退してさぼれるぞとか。手から雷ビリビリで大道芸人としてチップ稼いだりとか。くだらね~みたいな。
そのとき悪役のマーク・ストロングは子供のときに魔術師に不合格にされたことを根に持ち続けてもう一度魔術師のとこに行く研究を続けてて、ついにもう一度魔術師のところにいって、邪神の封印していた玉かなんかを持ち出して邪神の悪のパワーを獲得する。
さっそく自分をバカにし続ける父親と兄の会社にのりこんで復讐。魔術師のちからを受け継いだやつがいるとわかってそいつを殺そうとアッシャー・エンジェルを探し始める。
挫折してひねくれた子供と、挫折して新しい仲間とふれあって立ち直った子供の対決。
なんでかよくわからないけど、マーク・ストロングのほうが主人公みたいになってた。光と影の対比みたいにやりたかったのかもしれないけど、悪役の時間が長すぎて、肝心の主役たちのほうがなんか影薄いという変な感じになってた。
最後は、杖をもってみんなでシャザム!と叫ぶことで、シャザムのパワーがみんなにも分け与えられて、全員が大人の姿のスーパーパワーをもつヒーローに変身する。
それで勝利してよかったよかったって感じです。
最後は学校で足の不自由なやつがおれはシャザムとダチトモだって同級生に言ってたのを見せるためにランチタイムにシャザムが現れて一緒に家族みんなで飯食う。一緒に友達のこいつもいいかなって連れてきたのが、顔は映らないけどスーツからスーパーマンらしきやつで、みんなびっくりでおしまい。
シャザムってスーパーマンとかと同じ世界のヒーローなんだ。
エンドロール後のおまけシーンは、刑務所の独房にいれられたマーク・ストロングが壁に呪文を描いてると、そこに喋るイモ虫がやってきて、またなんか悪巧みみたいなこと言っておしまい。
なんかいまいちに感じた映画でした。やっぱりなんか変なんすよ。主役なのにアッシャー・エンジェルが主役にあんまり思えない。
探してた母親とのエピソードもなんかやっつけ仕事って感じでササッと済ませるし。いや、すんごい重い話なのに、あんな短時間で片付けるとは。
母親に会いに行ったら、スラムみたいな団地に住んでて、同居してる男はろくなやつじゃなさそうで、再会を歓迎されるどころか厄介者扱い。
子どものときにはぐれたのも、母親は自暴自棄になってて、このまま自分といっしょにいるより親なし子になったほうがいいだろって思って母親が見捨てたというのが、
短時間でサクッとコンパクトに語られて片付けられます。いや、これもっとメインのストーリーになってもいいようなことなんだけど、こんな簡単にお気軽にやるようなことか?って疑問に思っちゃう。
悪役の描写に使う時間と、どうでもいいとくにおもしろくもないヒーローパワーを試すおふざけシーンに時間を使いすぎて、肝心のことに時間を使ってない。