スティーブ・カレルはいじめられっこ。誕生日プレゼントでもらった手品セットでマジックイにどはまりして、スティーブ・ブシェミと一緒に夢中でマジックをしたりタネを考えたりして子供時代をすごす。
大人になった二人は、コンビマジシャンとしてラスベガスのホテルでショーをするぐらいの人気マジシャンになった。10年後、二人の仲は冷え込んで、同じ演目を繰り返すだけの退屈な毎日を過ごすだけになっていた。
スティーヴ・カレルは天狗。コンビだけど人気あるのは俺だぜって思ってる。昔は友情をなによりも大事に思ってたのに変わってしまった。マジックへの情熱を失い、観客から見繕ってナンパしてその日かぎりの遊びの関係を楽しむぐらいしか楽しみがない。
スティーブ・ブシェミの話もまったく聞かないし、堕落してしまったマジック少年の成れの果てみたいなやつです。
そこに新鋭、新世代のマジシャンとしてジム・キャリーが話題になってくる。ストリートでライブ感ある状態で行われるマジックはマジックなのかただの我慢大会なのか悪ふざけなのかなんなのかわからない悪趣味なパフォーマンス。
ほっぺたを切ってそこからカードが出てくるとか、おしっこを我慢し続けるチャレンジとか、瞬きせず我慢するとか、昔ながらのマジシャンのスティーヴ・カレルからしたら理解不能なものばかり。
でもそれが受けてるんすよ。昔ながらの大げさな衣装を着て、ステージで大掛かりなセットを組んで、じゃじゃ~んってやるのがマジックだという固定観念をぶち壊すジム・キャリーのストリート悪趣味マジック。
そういう時代の変わり目に、スティーヴ・カレルはスティーブ・ブシェミとコンビ解消。ホテルからは契約を打ち切られて無職になっちゃう。
ろくな仕事がなく困ってるところ、老人ホームでの演芸の仕事があって行ってみるとそこに少年のときに見た手品セットのマジシャン、アラン・アーキンがいて彼とのふれあいでじょじょにマジックへの情熱を取り戻し、再起をしていくってわけ。
アシスタントのオリヴィア・ワイルドとの恋愛とかもおまけ程度にあります。
コメディなんすけど、笑えるところはとくになかったかな。ギャグがあんまり笑える感じのものがなかった。
あ、ここ笑わせようとしてる、笑うところなんだなっていうのはけっこうあるんだけど、べつにあんまり笑えないみたいな。
基本的にスティーヴ・カレルが真面目な顔してとぼけた感じのこと言うとかするとかいう感じでしたっけ。
それよりもジム・キャリーが面白かったかな。なにこいつ、変すぎるって感じでコミカルだった。モデルはデビッド・ブレインですかね?
生理的にうわって思うようなチャレンジをやってみせて観客を楽しませる奇術師。
受けりゃなんでもやるぜっていうジム・キャリーにたいして、マジックっていうのは、観客にほんとうに魔法がおきたと思わせるもんだというスティーヴ・カレル。
最後にホテルとの契約を勝ち取るためのコンペで見せた演目は、ジム・キャリーが自分の頭に電動ドリルを突き立てる演目で、スティーヴ・カレルのほうは観客を瞬間移動させる演目でした。
瞬間移動させて、すげーってなってスティーヴ・カレルスティーブ・ブシェミコンビが勝利するんだけど、そのマジックのタネがすごい。
観客をガスで眠らせて、眠ってる観客を一人ひとり別の場所に運ぶっていう方法。めちゃくちゃじゃねえかっていうね。
まあ、ジム・キャリーのほうもめちゃくちゃなんすけどね。マジックじゃなくてほんとにドリルを突き刺してて、ちょっと頭が変になってた。
タネないのかって、笑うどころか呆れたけど。
手品はほんとタネを知らないと魔法に見えますよね。なんでこんなことがって驚愕するんだけど、種明かしをされると、なーんだこんな仕掛けなんだってしょうもなすぎてびっくりする。
人間の目とか感覚って意外といい加減なもんなんだって。
今現在の最新のマジックってどんなんだろね。ハンドパワーのマリックさん、空中浮遊や自由の女神消失のデビッド・カッパーフィルドの時代で意識が止まってる。
最新のマジックってすごい進化してるのかな。