世界観とか衣装とかはよかったです。舞台は19世紀のドイツ。グリム兄弟は魔物退治でお金を稼いでいたが、実は魔物は兄弟が仕組んだ作り物。魔物騒ぎをおこして、それを自分たちでおさめるという詐欺をやっていたのだ。
兄はマット・デイモン。勇気があり行動力がある男。弟がヒース・レジャー。空想好きで物語を書くのが好きな男。
極貧の幼少期をすごし、貧しさゆえに妹の病気の治療もできず亡くした二人。ヒース・レジャーがバカで、牛を売ったお金を詐欺師に魔法の豆だって言われてそれ買って巻き上げられたとかあって、騙す側になろうってなったんだろね。
まあ、稼ぐためには詐欺でもなんでもするっていうごろつき兄弟です。グリム童話のグリム兄弟って実在の人でしたよね?実際こんな人だちだったのかな?そんなことはないだろうけど。
それで当時、フランスがドイツを占領して支配下にしてたらしくて、フランスのお偉いさんにとっ捕まる。詐欺の罪で死刑になりたくなければ、ある村でおきてる連続少女失踪事件を解決するように命令されます。
おまえたちのような詐欺師がいる、おんなじなんだから犯行の手段や方法もわかるだろってことで。
そんでその村行って、マット・デイモンとヒース・レジャーが少女失踪の謎に挑むって感じです。詐欺師が本物の怪異に挑むことになる。
けっこうおもしろそうなんだけど、なかなかいま一歩おもしろいっていうところまでいかない。なんかつまんないというか、停滞するというか、うだうだやってるというか。
もうちょっとこう、スピーディーにいかんもんかねえみたいな。
猟師のレナ・ヘディに森の案内を頼み森を探索すると、そこには高い塔があって、大昔に王妃が疫病をさけるために閉じこもったという伝説が残っていた。王妃はモニカ・ベルッチです。うわー、絵に描いたような美女。このときのモニカ・ベルッチって彫刻みたいだね。
なんかグリム童話に出てくるアイテムとかお話がちょこちょこ散りばめられてます。ヘンデルとグレーテルだっけ?もあったし、鏡よ鏡、世界中で一番美しいのはだれ?もあったし、ラプンツェルでしたっけ、長い髪の塔のやつは。
赤ずきんと狼もグリムだったかな。結局、モニカ・ベルッチが日食のときに復活するために、生贄として12人の少女が必要でさらってたということらしいです。
モニカ・ベルッチは不老不死の秘術を使ったけど、不死にはなったけど不老ではなく骸骨みたいになってずっと生きてた。それで美しさを取り戻すために少女たちをさらったって感じ。
それでマット・デイモン、ヒース・レジャーとバトルになって最後決着がついてマット・デイモンはキズをおって死にかけるけど大丈夫で、目覚めのキスをおねだりして、よかったよかったでおしまい。
村に平和がもどってきて、グリム兄弟はこのさき平穏に暮らしましたとさといくかな、モニカ・ベルッチの鏡の破片がまだ生きてて、この先まだ怪異は続くのかみたいな感じでエンディング。
主演二人の意外な姿がおがめたので、そこがよかった。マット・デイモンといえば、いまは腹がつきでたオヤジってイメージなんすけど、このときは若くて王子様キャラを演じてておもしろかった。
ヒース・レジャーのほうも、これがのちに「ダークナイト」でジョーカーやる人なのかって感じ。ぜんぜんつながらない。おどおどした文系男子キャラを演じている。ヒース・レジャーって演技の幅がひろい役者だったんだなってしみじみ。