ドクター・デスって言われてたらしいです。当時のアメリカですごい話題になってたと思うんだけど、まったく記憶になかったなあ。1990年代だから日本ではあまり取り上げられてなかったのかな?
尊厳死、安楽死についての議論が日本ではあまりされてなかったからなのか。自分が子供であまり興味をもってなかったから覚えてないのかな。
手塚治虫のブラックジャックのドクター・キリコみたいなもんかな。
一人目の患者から順を追っていく感じで描かれます。野心的な弁護士が相棒になって裁判になるけど勝訴を勝ち取っていく。
自殺幇助は法律上で違法なことではないので検察は攻めあぐねる。尊厳死した患者の遺族が証言台で涙ながらに、患者の長年の苦痛を訴えると陪審員は心情的に無罪にかたむく。
アル・パチーノは目をつけられてるから活動がなかなかやりづらくなっていくんだけど、それでもどんどんというか、次の患者次の患者って感じで尊厳死させていきます。
ガスの装置を作って、そのチューブを開栓するのを患者自身がやるっていう方法。面接して尊厳死するのが妥当かどうかを考えたりもしてました。
ある患者では尊厳死よりうつ病の治療を受けたほうがいいって断ったりもしてたなあ。アダム・ドライバーが演じてた患者だっけ。短いワンシーンしか出てこないアダム・ドライバーの贅沢な使い方。
出演者はけっこう豪華ですね。弁護士はダニー・ヒューストン。協力者はジョン・グッドマン、スーザン・サランドン。
尊厳死は当然の権利か殺人か。
その結論は出たのか出ないのか。うーん、よくわからない。最後のほうでは、アル・パチーノははっきりと裁判で尊厳死を認めさせたいという思いが強くなっていって、
自殺幇助ではなく、アル・パチーノ自身が装置のスイッチを押すところまでやります。難病で体を動かすことができない患者をアル・パチーノが装置のスイッチをいれて尊厳死させる。
長年一緒にやってきた弁護士のダニー・ヒューストンは有名になったことを利用して州知事選に立候補する。それでアル・パチーノとは仲違い。
それでアル・パチーノ自身が自分で自分を弁護するんだけど、法律のことをよくわかってないのでダニー・ヒューストンのように法廷を有利にすすめることができない。
検察が自殺幇助ではなく殺人罪の追及にきりかえたために、それまでの患者の遺族を証人にして証言させるという方法ができなくて苦戦していきます。
結局、最後は有罪で服役。
うーん、どうだろね。伝記映画としてはよくわかったし、キャストも豪華で映像も渋い質感でよかった。こういう医者がいたということはよくわかる。それ以上のなにかはない。
やっぱり実話をもとにした、実在の人物の映画は苦手だな。
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