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『We Live in Time この時を生きて(原題:We Live in Time)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


難病もの。フローレンス・ピューがシェフで卵巣癌になっちゃう。アンドリュー・ガーフィールドが夫。現在の二人、これからの未来、その合間合間に過去の二人の出会いから熱愛、妊娠出産の場面が描かれていく。

時間がいったりきたりして、これは今なのか過去なのか未来なのか、すぐにわからず戸惑う。見てるとなんとなくわかるけどね。後半、フローレンス・ピューは坊主になるので。子供はいらないってフローレンス・ピューが言ってたのに、次のシーンでは娘がいたりして、あれ?ってなったりする。

ああ、そう言ってたけどなにかあって心変わりしたんだなって。またその過程になにがあったのかが描かれていく。これ時系列を整理して正しい順番に並べたらけっこうあっさりした話になっちゃうね。

時系列をシャッフルしたのは正解かも。お話は命にかかわる重大な病にかかったとき、どう残り時間を使うのがいいのか、正解のない問題に直面したカップルのドラマ。

治療に専念して時間を使うのがいいのか。それとも病気にならなかったらやろうと思っていたことをやることに時間を使ったほうがいいのか。

フローレンス・ピューは治療に専念するよりも、やりたいことをやるほうを選ぶ。

フローレンス・ピューがすごい才女。若いときはフィギュアスケートの選手やってでかい大会でてたような人で、今はシェフやってて、これまた腕のいいシェフってことで将来を嘱望されている。

アンドリュー・ガーフィールドはシリアル会社のデータ部門の責任者とかなんかやってました。そんな二人の出会い方がおもしろい。交通事故がきっかけ。

アンドリュー・ガーフィールドがふらふら道路に飛び出したところをフローレンス・ピューが車でぶつけちゃってそれで知り合う。アンドリュー・ガーフィールドは前妻との離婚のことで頭がいっぱいで注意力散漫になってた。

離婚の書類がおくられてきたのでサインしようとするんだけど、ホテルのボールペンはインクがきれてかすれて書けない。鉛筆は芯が折れてしまう。

しかたねえなって寝間着姿で近所のお店でペンを買ってこれで書くぞって帰る途中でひかれちゃう。

まあそれでわたし料理人でお店やってるから一度食べに来てよってなってそっからだんだん仲良くなっていくわけです。つねに順風満帆ってわけじゃなく、子供がほしいかほしくないかの意見の違いからケンカになったりとか、

つきあってくうちにそういうこともあるよねっていう行き違いや和解なんかがあって二人はいい感じになっていく。輝かしい日々の描写がキラキラしてたなあ。フローレンス・ピューとアンドリュー・ガーフィールドの演技がうまいから見れたね。

そこにフローレンス・ピューのガンが発見される。

完全に卵巣や子宮を切除してガンの転移、再発の可能性を小さくするのか、それかできるだけ温存するのか。どっちにしろ辛い決断を迫られます。

そこでフローレンス・ピューは卵巣を残すほうを選ぶ。子供はいらないと言ってた彼女なんすけど、アンドリュー・ガーフィールドと今のわたしには子供が必要だと思ったのか、彼女は妊娠をのぞんで子作りに励みます。

そんでおなか大きくなって出産が近い。病院に行ったけど、まだ早かったって一度もどって、またもう生まれそうってことで出発するんだけど、道路渋滞で動けなくなる。ガソリンスタンドで買い物してると、フローレンス・ピューがトイレの鍵が壊れて閉じ込められて、もう生まれる~ってやばい状況になる。

扉を蹴破って、病院に電話で指示を聞いてトイレでフローレンス・ピューの出産をすることになります。アンドリュー・ガーフィールドが見様見真似で赤ん坊をとりあげて無事出産。

いやー、この出産シーンはすごい迫力あってよかったです。この映画のクライマックスかも。

それで小さな娘とアンドリュー・ガーフィールドとフローレンス・ピューは幸せいっぱい家族なんすけど、フローレンス・ピューのガンが再発。でかすぎて手術はできない。放射線治療で小さくしてから考えましょうってなる。

しかしガンは小さくならずわるくなっていきます。フローレンス・ピューに料理大会への出場オファーがくる。アンドリュー・ガーフィールドは治療にちからいれてほしいんだけど、やっぱりフローレンス・ピューは治療よりもやりたいことをやりたいって内緒で大会に出る準備をします。

これはほんと難しい。治療に専念したら奇跡がおきて寛解するかもしれない。でもだめだったら体を弱らせてしまってなにもできなくなって残り時間をなにもせず過ごすことになるかもしれない。

治療は最低限にしてやりたいことをやる。充実した時間をすごせるかもしれないけど、病気は確実に悪くなっていく。治療に専念していればという後悔がわかないとはいいきれない。

正解はないのが苦しいところです。

まあ、それでフローレンス・ピューは鼻血だしたり、おさえられない吐き気でもどしたり、体の不調がひどくなりつつも、料理大会に出場して調理をやりとげる。

あなたの母親はすごかったんだと成長した娘におもってほしくて、がんばったフローレンス・ピュー。最後に室内スケート場で親子3人でスケートしてお別れ。

ときはすぎ、アンドリュー・ガーフィールドと娘がオムレツを作ってる。卵割れるかな、うまくできるかなーって娘ちゃんといっしょに料理。そこにフローレンス・ピューの姿はないが、二人にはフローレンス・ピューの存在がそばに感じられるようだ。

オムレツはアンドリュー・ガーフィールドと知り合いたてのときにフローレンス・ピューが作ってくれた思い出の一品なのだ。おしまい。

まあね、役者がよかったから見れたって感じだったなあ。しかしフローレンス・ピューもアンドリュー・ガーフィールドも演技はうまいんだな。顔つきとか表情だけで、感情の起伏というか、複雑な思いみたいなのが感じられる。

この二人だったから見れた感じですかね。見どころは交通事故と出産シーンかな。

いやー、難しい。今を生きるって簡単なようで難しい。アンドリュー・ガーフィールドが子供をもつかどうかのことでフローレンス・ピューともめて謝るときに、

ぼくは先のことを見すぎてた、今の君を見てなかったって言って謝ってたけど、ほんとあれこれまだ起きてない先のことを心配したり考えたりで

今、この瞬間から目を背けてしまうってことけっこう多いですね。



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