バンクシーの変遷を大まかに知ることができました。町の壁に落書きするグラフィティ・アートの隆盛と発展。その流れからバンクシーも出てきてるんだなあ。
バンクシーってなんで正体不明なんだろ?って疑問なんすけど。
だってバンクシーは単独でなんでもかんでもやってるわけじゃないみたいなんすよ。ちゃんとスタッフというか、協力者というかがいてチームで作品づくりやってるように見える。
バンクシーとかかわりのある人がいっぱいいるわけで。ステンシルでスプレー使って小さな絵を描くぐらいなら、一人でできるけど、大掛かりなでっかい作品をいっぱい作ってますよね。
なのになぜかバンクシーが誰かはわからないってことになってるじゃないすか。インタビューとかもうけてるし、映像で顔は隠してるけど、目元は見えてるのとかあるし、すぐに特定されて誰がバンクシーなのかはわかりそうなもんだけど。
バンクシー役を雇ってインタビュー受けさせるとかやってるのかな。
なんかマッシヴ・アタックの3Dっていう人なんじゃないか説があるぐらいで、あまり正体をつきとめようとされてないみたいだし。
こんなSNSで個人情報ダダ漏れ時代になぜ正体不明で派手な活動ができるのか。替え玉や影武者を使ってるといっても、そこまで用意周到にやってるとは思えないんすけど。
やっぱバンクシーってプロジェクトであって、個人ではないのかな?
作品が法に触れるようなことして作られてるから、正体不明ということにしておいたほうが都合がいいっていうのもあるのかも。
バンクシーといえば、いたずらというかユーモアのある作品作りのイメージがあるなあ。美術館に自分の作品を勝手に壁に展示するとかさ。
パレスチナの壁に描いたのとかすごい話題になりましたね。
あと一番の衝撃だったのは、オークションで落札された瞬間に、額縁に仕掛けられたシュレッダーが作動して絵が裁断されたっていうやつですね。
あれはすごかったなあ。これぞ前衛芸術って感じした。オークションの滑稽さを嘲笑うみたいなアートだと思うんだけど、皮肉なことに裁断されたことによって、作品の値段はすぐに2倍になったとか。
まあ、よく考えたら迷惑行為をあちこちでやってる奴ってことなんだけど、世間に認められる、容認されるところまでいくと、OKになっちゃうっていうのがまたおもしろい。
東京にもバンクシーのネズミの落書きあったみたいだけど、あれ、ただのそこらへんの普通の人の落書きだったらまったく価値ないわけで。
迷惑なことすんなよで終わりだけど、それがアートとして認知されて価値があるとみんなに思わせることができたら、ただの落書きで終わらない。
それがアートのパワー。アートのおもしろいとこですね。