雰囲気で騙されるタイプの映画かな。美術館でおきた爆弾テロ事件で母親を亡くした少年オークス・フェグリー。金持ち一家のニコール・キッドマンの家に居候することになって、この家の子になっちゃうかもって喜んでいたら、
音信不通だった父親が現れて引き取られてラスベガスで暮らすことになる。父親はギャンブル狂いでアル中です。バーやってる恋人に食わせてもらってるのかな。なんかやばいことになっててオークス・フェグリーの遺産の金を引き出そうとしたりします。
父親が砂漠で死んで、ここにはいられないってことで、犬をつれて家出。もと住んでいた町まで戻って、ジェフリー・ライトのアンティーク家具屋に居候。
大人になったオークス・フェグリーを演じるのはアンセル・エルゴートです。家具屋のセールスマンとして働いてる。
こういう展開をかなり時間をかけて描く。美術館でのことや、現在のことなどがときどきはさまれるのでなかなか話がすすんでいかない。爆破されたときに、何があったのかが徐々にわかってくる。
オークス・フェグリーが鳥の絵を大事にもってるんだけど、それは美術館に飾られてた作品。たまたまそばにいたおじいさんが、この絵を持っていけっていうからなんとなく持ち出してしまったものです。
オークス・フェグリーにとって、いつしかこの絵が宝物というか、心の拠り所になってた。母親との思い出の印、生き残ったというサバイバルの証、なんだろそんな感じですかね。
それで大人になったアンセル・エルゴートなんですけど、どっかのホテルで悩んでて、なんかシャツに血とかついててみたいなことになってる。
どうしてこうなっているのかっていうのが、時間をさかのぼって描写されていきます。大人になってからパート開始。家具屋で働いてると、かつて自分を引き取ってくれていたニコール・キッドマン一家の子供と再会する。
アンセル・エルゴートが一番仲良かった下の子がヨットで死んだというのを聞かされる。ニコール・キッドマンに再会すると、昔を懐かしく思い元気がなかったニコール・キッドマンが再び明るい表情をとりもどす。
あなたのこと息子のように思っていたのよって。死んだ息子の悲しみを、アンセル・エルゴートとの再会で癒やすかのようです。
それから子供のときは嫌なやつだと思っていたニコール・キッドマンの娘といい感じになって婚約、なんやかんやあって、手元にあると思っていた絵が実はすり替えられていたのがわかる。ラスベガスでの親友がオークス・フェグリーが家出する前に絵をただの本とすり替えてしまっていた。
大人になってその親友と偶然再会でそれが発覚する。偶然重なるなあ。まあ人生は偶然の連続ですけどね。麻薬の売人になってるそいつが取引の担保としてその絵を使っていた。有名な絵だから普通に売るわけにもいかないから、
そういう使い方してたんだけど、取引のどさくさで行方不明になってたんだけど、誰がもってるかわかったということで、二人で取り戻しにいく。ホテルでなんか悩んでたのはこの取引のことでした。
絵を取り戻すのに失敗。どっか行っちゃったって絶望したアンセル・エルゴートは睡眠薬を飲んで死のうとするんだけど、親友が助けてくれて生還。
彼がそうしてるあいだに、警察が絵を奪ったやつらのところに突入して、鳥の絵や他の盗難された絵画も押収して、絵はアンダーグラウンドから表の世界に取り戻された。
喜ぶアンセル・エルゴート。おしまい。だったかな?どうだったっけ。あんまり思い出せないや。
まあ、そんな感じでいろいろあります。美術館で偶然となりにいた女の子とのドラマとか。でもなんかどれも中途半端な感じがして、いまいちぐっと来るものがなかった。
子供パートが長すぎる、大人パートが急ぎ足に感じたかな。
絵の存在もいまいちよくわからず。アンセル・エルゴートは表面的にはちゃんとした大人になってるようにふるまうけども、彼はずっと後ろめたさをどうにか拭おうともがいているように見えました。
薬を常用、家具を本物といって売ったり、お金持ち一家も別に好きでもないけど、いい顔して付き合うし。
絵を盗んだことも重荷だったのかな。ああいう変な形だけど、絵を返せたことで、彼はこれから後ろめたさから解放されて、いい人生を歩んでいけるって感じなのかな。