ジェイク・ギレンホールは軍人。アフガニスタンでタリバンの爆弾工場を見つけて破壊する任務についている。通訳としてダール・サリムが部隊に加わる。ダール・サリムはアメリカのビザをとって米国に移住するために通訳をやる。
めちゃめちゃ危険。誰が敵で誰が味方なのかもよくわからない現地でのハードな任務。ダール・サリムは優秀な通訳だけど、気難しいとかで、うまくつきあっていくのが難しいぞって言われてたけどそうでもなかった。
ただただ優秀に見えたけどなあ。現地のことに精通してるし、軍人でもないのに、米兵と同じぐらい戦闘できる。
異変に気がついて、ジェイク・ギレンホールに注意をうながす。裏切り者が別のルートを提案してそこにタリバンが待ち伏せしてて、あわや全滅という危機を回避。ダール・サリムはかなりできるやつでした。
ダール・サリムには身重の奥さんがいてお金が必要で、稼げる仕事だから米軍の通訳やってるみたいでした。必死なのは、やるからには米国へ移住するのが前提だからみたいです。この仕事やるとタリバンから狙われてしまうのでアフガニスタンにはいられない。
だから必死です。
爆弾工場の情報がはいってジェイク・ギレンホールたちの部隊が出動。工場を見つけるが、そこにタリバンの増援部隊がやってきて戦闘になって部隊の兵が次々と犠牲になっていく。
ジェイク・ギレンホールとダール・サリムはぎりぎりで逃げていくんだけど、ジェイク・ギレンホールが撃たれて生け捕りにされそうになる。そこをダール・サリムが助けてさてどうなるか。ほっといて逃げてもいいんだけど、ダール・サリムはそうしない。
撃たれて動けなくなったジェイク・ギレンホールをその場で作った橇にのせて引っ張って基地まで戻ろうとします。そんな無茶なって感じ。
そこらじゅうにタリバン兵が逃げた米兵と裏切り者の通訳をさがせとやっきになってうろついてる。橇で引っ張って、近くの町で車を調達してこれで少しは楽になったと思いきや、道路は検問されてるので車での移動はあぶない。
なので車と手押し車を交換してもらって、山道をジェイク・ギレンホールを乗っけた手押し車を押していくダール・サリム。どんだけすごいんだ。なんとしても基地にジェイク・ギレンホールを帰還させるという執念。
これに人生かけてるから、とことんやるぜていう追い込まれた人間のど根性を見せられた。
土壇場でここまで命かけてやれるやつあんまりいない。
自分ならジェイク・ギレンホールをほったらかして逃げるだろうし。
まあ、そんな感じでダール・サリムを超人に描きすぎてるような気もしました。実話じゃないからこれは映画としてはありだとは思ったけどなあ。ど根性ありすぎ。
それでど根性でジェイク・ギレンホールを見事生還させる。ジェイク・ギレンホールは治療をうけて帰国。落ち着いてから、話を聞くと、ダール・サリムにビザがおりてなくて、ダール・サリムはタリバンから追われる身になってて隠れて逃げながら暮らしてると。
そんなバカなって、移民局に何度も話をしてビザを許可するように電話するんだけど、つながらない、話聞いてもらえない、いっこうに拉致があかない。
おれの命を救ってくれた恩人が報われてない。それが心残りでジェイク・ギレンホールは悪夢にうなされて安心して生活できない。
それで上官にかけあってビザをなんとしてもとることを約束させて、自分は自費で民間軍事会社を雇って現地に戻ってダール・サリムを探して米国へ送り届ける計画を実行します。
あんな死にかけてひどい目にあったのに、現地にまた舞い戻るってどうかしてるぜみたいな。しかもジェイク・ギレンホールはタリバンのお尋ね者になってるから、危険度は増している。
でもやるんだよ、それが仁義ってもんだろ、米国民は約束は守るぜ!っていうね。嫁も反対するどころか、旧車の修理販売会社やってるんだけど、家を抵当にいれてお金作るから行って来いってジェイク・ギレンホールを送り出す。
けりをつけて帰ってこいと夫を送り出す妻。
またこれもなんか美談というか熱い人情話というかって感じで綺麗事でここまでするかって感じだけど、映画だからこれで良しかな。
それで現地に飛んで雇った民間軍事会社のやつに計画をきくと、別のおいしい仕事が入ってそっちにチーム行ってるから3日待ってくれとかなめたこと言われる。
そんな時間ない、すぐ見つけないとやばいからすぐチームを動かせっていうけど、民間軍事会社のやつはそれだったら返金するとかへらへらです。そんな急ぐことないっしょみたいな。ジェイク・ギレンホールは偽名を名乗ってるから、事情を知らない。
いや返金はいらんからすぐにお前の仕事をちゃんとしろってごねるジェイク・ギレンホールに、じゃああんたが一人で先に探しに行って見つかったら場所をおくってくださいってことになります。
一人で探しに行くことになるジェイク・ギレンホール。ダール・サリムの弟に接触してダール・サリムの居場所を教えてもらって見つけることに成功。民間軍事会社に場所を送信。しかしタリバンの尾行がついていてタリバン兵の襲撃があり銃撃戦が始まる。
応戦するがもう弾もつきこれまでかと観念したところに、米軍機が飛んできてタリバン兵にミサイル打ち込んだりして一掃。ジェイク・ギレンホールたちは助かります。
民間軍事会社のやつが米軍にかけあって爆撃機をよこしてくれた。民間軍事会社のやつが本ジェイク・ギレンホールの本名とことのいきさつを知って、こりゃすぐに動かないとってなったってわけ。
それでジェイク・ギレンホールとダール・サリムと奥さんは米国行きの空軍機に乗って、ビザも届いてうまくいきましたってことでおしまいです。
仁義の話。
日本のヤクザ映画に通じるものがある映画だと思ったなあ。恩は忘れない。恩には恩で報いる。それが漢。みたいな。日本人が演じるなら高倉健や鶴田浩二が主演かなみたいな。
監督はガイ・リッチーなので映像はきれいでうまいです。銃撃戦もそれっぽい臨場感ある映像になってました。まあ、敵の銃弾が当たらないのに、ジェイク・ギレンホールたちの弾はかなり無駄なく当たるみたいな映画の戦闘シーンでおなじみのパターンでなえるとこもあったけどね。
ドローン撮影なのか、上空からの視点で移動していく部隊を見せる映像は、ゲームのマップ画面みたいだった。
エンドロールでは通訳として働いたアフガン人たちが米兵と記念撮影した写真が数々映し出されて、米軍がアフガンから去ったあとタリバンによって処刑された通訳が300人以上、今も隠れての生活をしいられている人がいると字幕がでます。
アメリカの派兵によって人生が一変する人々がいる。なんか重苦しい話。でも映画としては任侠映画みたいな感じなので堅苦しくなく鑑賞できます。