映像は今見ると古臭く感じるのかなって思ったけど、けっこう普通に見れたかな。実写の人間とCGの青い巨人ナヴィ族が同じ画面におさまっててもあまり違和感ない。まあ、PCの小さなモニターで見てるから映像のクオリティはあんまり気にならないのかもしれない。
なんかそれに世界観がゲーム世界っぽくて現実味があまりないから、映像のクオリティが高い低いが気になりにくいのかも。ジャングルやナヴィ族、惑星パンドラの動物、植物などの造形が独創的ではなく、全部地球のいろんな地域や種族の組み合わせで出来てる。
ありきたりというか、アジアとか南米とか北米とかいろんな地域の森林組み合わせてるだけ、動物も手足を増やしたり、なにかくっつけたり色変えただけっていうね。
独創的すぎず、むしろ現実の地球の延長上にあるチープな造形物で構成されてるから、時間が経ってもあまり古臭さを感じないのかも。もともとが古臭いから。
お話も古臭いお話ですね。異世界転生ものみたいなお話じゃないすか。文明人が未開の大地の原住民のところに行って感化されてそこで英雄となるっていう。
昔見たときは主人公のサム・ワーシントンが人間としての人生を捨てて異星人としての人生を選ぶんだけど、それがなぜなのかイマイチわからなかった。
いや、そりゃ足が動かないし、地球は荒廃して終わってるし、人間としての地球での人生は夢も希望もない状況なんだろうけど、だからといってナヴィ星人として生きようとは思わないけどなあって、自分なら。
はじめは異文化の目新しさがあるし、酋長の娘といい感じになって楽しいし、気持ちがハイになるのはわかるけど、だからといって人間やめる気になるのかなって。そこがよくわからなかったです。
いや、足がダメで、ナヴィだったら動き回れるしっていう理由かと思ったけど、足はお金があれば直せるし、大佐がスパイした報酬として足を治してやるって言ってたから足は動くようになるから理由にはならないし。
どうして足治して地球に戻ってやりなおさなかったのか。どうして地球を捨てて、人間やめる気になるんだろって考えたんだけど、地球が終わってるからかなあって、それぐらいしか思い浮かばなかった。
映画の冒頭で双子の兄の遺体の火葬かなんかのシーンがあるんだけど、遺体が入ってる棺が段ボール箱なんすよ。あれ今回見てびっくりした。アメリカの葬式のシーンでは豪勢な木の棺に遺体が入ってるけど、この映画では段ボール。
黒いゴミ袋みたいな袋で遺体を包んであったりして、それぐらい事務的な処理を亡くなった人にするぐらいの感じになってる地球の状況。環境破壊ひどくてお先真っ暗で希望もなにもないみたいな地球なんだなと想像できます。
サム・ワーシントンには親類もいなさそうだし、もうどうにでもなれって感じだから人間やめるのに躊躇なかったのかな?
そのへんの地球の荒廃ぶりの描写とか、サム・ワーシントンの気持ちの動きのドラマはけっこう大胆にカットされてますね。丁寧に描いたら3時間とか4時間とかになっちゃうから、もうそこは割り切って省いたんだろうなあ。
この映画のうりは映像ですよっていう方向にふりきったのがよかったのかも。それでも162分あるから長いんだけど、長さはあまり感じなかったですね。
アバターは5部作構想でしたっけ。2作目が「アバター: ウェイ・オブ・ウォーター」で3作目が今公開されてる「アバター: ファイヤーアンドアッシュ」であと2本作るみたい。
2も3も見てないんだけどどうなんだろ。映像は進化してるんだろか。お話どうなってんだろね。興味はあるけど、あんまり見る気にはならない。1でけっこう満足しちゃってるから。話もあんまり広がりようがなさそうだし、期待があまりできない。
4とか5とかでナヴィが地球にやってきて暴れるとかいう展開あったりするのかな?意表をついてホームコメディみたいなほのぼのドラマみたいなのやったりとか。そういう変化があったら楽しいね。