奥さんのアナベラ・シオラと愛人のジュリエット・ルイスと楽しく小市民の幸せ生活をおくっていた。ケチな小心者の汚職刑事です。
マフィアがらみの裁判の証人の居場所を電話一本かけるだけで数万ドル稼げる密告は楽ないいお小遣い稼ぎ。お気楽に考えていたのだが、密告したホテルで護衛のFBIも証人もろとも殺される。自分のせいで死んだと気に病むゲイリー・オールドマン。
でもやめられない。で、ロシアンマフィアの女殺し屋レナ・オリンを護送してFBIに引き渡す仕事をして、その居場所をマフィアに密告。いつものようにうまくいくかと思いきや、レナ・オリンは脱走。
間違った情報を流したということで、ゲイリー・オールドマンはマフィアのドン、ロイ・シャイダーから脅されてレナ・オリンを殺してこいと言われる。
レナ・オリンがやばいやつなんすよ。怪物。非情な殺し屋って感じ。男を色仕掛けで誘惑してあやつったりするわけ。ゲイリー・オールドマンも、ふらふらとその色香に惑わされてしまう。
金と女にめっぽう弱い、肝っ玉も小さい、情けない男のゲイリー・オールドマンがどんどんおいつめられていく話。ゲイリー・オールドマンがいいんだなあ。情けない感じがすごくいい。
レナ・オリンの高笑い。笑いながらゲイリー・オールドマンの首しめたりとかする。殺しでエクスタシーを感じてるみたいなバケモノ感がすごい。
それにめちゃくちゃタフ。手錠かけられて車の後部座席から運転してるゲイリー・オールドマンの首を足でしめて脱出とかしたりする。
自分の死を偽装するために、手を切り落としてジュリエット・ルイスの死体といっしょに燃やすとかもします。でもこれでうまく偽装できるのかな?ってちょっと思ったけど。
手も一緒に燃えたら誰だかわかんないような。
義手をはめたレナ・オリンがゲイリー・オールドマンの前にあらわれて、お金をやるからこっちにつけと買収。ゲイリー・オールドマンはレナ・オリンの取引にのります。
こいつはやべえってことで、奥さんや愛人のジュリエット・ルイスを町からはなれて遠くへ行かせます。奥さんとはある町のダイナーで1年に2回、決めた日付に待ち合わせしようと約束。
それでレナ・オリンがロイ・シャイダーをつかまえて、ゲイリー・オールドマンに穴をほらせてうめて決着。お金をもらっておさらばというところに、刑事がふみこんできて二人は逮捕される。
レナ・オリンがすべての罪をゲイリー・オールドマンにきせるために刑事を呼んでいたのだ。そんで裁判所のロビーで顔をあわせるゲイリー・オールドマンとレナ・オリン。レナ・オリンは弁護士雇ってうまくやって無罪放免になる。
あんたなんか好きでもなんでもないわ、感じなかったしって勝ち誇るレナ・オリンを、ゲイリー・オールドマンが同僚刑事の足首につけてる拳銃を奪ってその場で撃ち殺す。自分の口に銃口をつっこんで自殺をはかるが弾切れ。
うおおおおおおおお~って咆哮するゲイリー・オールドマン。もうどうでもええわ~みたいな。自暴自棄。愛人も妻も仕事もなにもかも失って、もうレナ・オリンをやって自分も死ぬってなったけど、死ねない。
この件は、ゲイリー・オールドマンが同僚刑事を助けたということで処理されて、ゲイリー・オールドマンは無罪放免。新しい身分をもらって、ダイナーを今はやってます。刑事の汚職とかまずいから、適当にうやむやにされたってことっすかね。
妻と約束した日付がくると、ダイナーのドアをアナベラ・シオラがあけるのを期待して待ってるんだけど、何年も待ってるけどこない。幻影の奥さんやレナ・オリンを見ちゃうだけ。
レナ・オリンが妻を始末したとか言ってたからたぶん生きてはいないんだろう。レナ・オリンはジュリエット・ルイスを自分にみせかけてゲイリー・オールドマンに殺させるぐらいやるやつなので、妻と再会できる見込みはない。
それがわかってるけど、待つことをやめられないでずるずると待っている男。情けないゲイリー・オールドマン。人生を棒に振ってしまった男みたいな。おしまい。
ゲイリー・オールドマンの情けない男ぶりがいいですね。
レナ・オリンの悪役ぶりもいいですね。この映画のレナ・オリンは映画の中の魅力ある悪役ランキングの上位にはいるんじゃないすか。現実味はないけど悪夢のような存在。