こういう撮り方っていうのは、映像コラージュ的な撮り方というか、高級ブランドのCM風の撮り方というか、ミュージックイメージビデオ風の撮り方というか、そういう感じの撮り方。映像ポエム。詩を感じることは感じるんだけど、なにがどうなっているのかはさっぱりわからない。
人が出てきてなにかしているのはわかるけど、誰が何をどうしたいのか、どうなっているのかはさっぱりわからない。解説やあらすじ紹介を読んで、え?そういう話だったのか……ってわかるみたいな。
本編見てるだけでは何がなんだかさっぱりわかりません。ふわふわ浮遊感のあるカメラワーク。小刻みに切り替わる場面。男と女が戯れ合う。ポエムを感じる。だが、何がどうなっているのかは、まったくわからない。
何がどうなっているのかわからないと、人は時間の感覚がバグりますね。この映画が終わったとき、20年ぐらい経った気分がしました。
出演者はものすごい豪華です。ルーニー・マーラ、マイケル・ファスベンダー、ライアン・ゴズリング、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェット、ホリー・ハンター、ヴァル・キルマーなどごっつい有名俳優がずらりと出演。
ミュージシャンも出てきます。イギー・ポップ、パティ・スミス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジョン・ライドンとか。
みんなテレンス・マリックの映画なら出るっていう感じで出演してるのかな?