謎で引っ張る感じで話は進んでいきますけど、引っ張りすぎです。1時間過ぎてもまだ真相らしきものが明らかになっていかない。わからない謎が提示されて、それがわからないまま、うだうだやってる。
主人公の父親が天才科学者でなんかの実験事故かなんかでいなくなってる。少年と母親はかつて研究所があった町に戻ってきて暮らし始めるんだけど、少年の体に異変がおきていく。さらには謎の宇宙人も少年に接触してきて……。
父親がやっていた研究、主人公の体の変化、宇宙人の目的、存在意義、母親やアンディ・ガルシアの思惑はみたいな謎がいっぱいあって、それが徐々に明らかに、ならない。最後のほうに大急ぎで明らかになります。
それまで何してるかというと、うだうだと学園ドラマとか宇宙人とヴェノム風のおとぼけやり取りとかそういうのをダラダラとやってる。
これって編集をやり直したら、もっとおもしろくなるんじゃないかとか思っちゃったなあ。父親からパワーと意志を受け継いで敵を倒すという話にするなら、主人公と父親との思い出のシーンをもっと増やしてさ。
まあ、無理ですかね。アンディ・ガルシアは思ったとおり悪役で、最後に変なパワードスーツ着て現れるのが笑えた。