ニコラス・ケイジって年齢いくつなんだろ。59歳かあ。もうすぐ還暦。そりゃあ多少おじいちゃん感でてくるのも当然ですね。って思ったら、この映画は2016年の映画だから、この映画のときはまだ50代前半だった。
いろんな映画に出演し続けて、その疲れが出て老け込んで見えたのかなあとか。映画の内容とはどうでも関係ないニコラスのことばかり思い浮かんできちゃう。それぐらい映画のほうはとくにこれといって何もない映画です。
スリラーとかホラーとかファンタジーとしてあまり引っかかるところがなかったです。ハロウィンの夜に息子が行方不明になって、必死に行方を探すっていう話なんすけど、息子をさらったのがケルトの魔女。
前半は普通の誘拐モノみたいな感じです。息子が行方不明になって、嫁との関係がぎくしゃくするニコラス。息子が幽霊につけをはらってといった最後の言葉が気になって仕事も手につかないニコラス。
刑事に進展がないかと問い合わせても、しつこいので煙たがられるだけのニコラス。あなたがあの夜ハロウィンカーニバルに息子を連れていかなければこうならなかったのにと理不尽なこと言う嫁になんも言えないニコラスとか、そんな感じの退屈な描写が半分ぐらい続きます。なかなか次の展開というか、本題に入らない。
後半にドタバタとケルトの話が出てきて、大昔にケルト信仰していた女性が暴徒化した民衆に襲われて子供ともども火あぶりにされた恨みから、ハロウィンに子供をさらっていたというのがわかって、ニコラスが異次元に行って息子を連れ帰ったりします。
まあ、とくに敵とたたかうとか特別な試練があるとかなかったような。なので盛り上がりにかけるエンディングでした。
途中に霊媒師に頼もうって嫁が言って、やってきた霊媒師が速攻でやられてたので、敵はよっぽど強いし、どうやってニコラス・ケイジは勝てるのかって感じだったのに、最後はあっさり連れ帰ってたから、なんだか拍子抜けです。