店員の身分証や指紋から殺した相手のことを調べる主人公。殺人を隠蔽する主人公。時同じくして判事と刑事は店での殺人事件を捜査していた。殺されたやつらが麻薬組織関連で、組織抗争での殺しかと思われたが……。
まあ、こんな感じで主人公が殺した相手から始まってあれこれ調べていく描写と、判事たちが捜査していく描写と、何か大規模なテロ計画が進行している描写がたんたんと描かれていきます。雰囲気だけはそれっぽい。
何かが起きている。何かが進行している。そのムードだけで最後まで行きます。なんだかよくわからない。主人公は過去に何かあったらしくて、それで今は飲んだくれのアル中デカになってる。特殊部隊かなんかの出身なので銃の腕前はすごいです。
そんなやつがバッジもって酩酊してるって危なすぎる。最初の殺しもなんで撃った?って感じでした。とっさに昔の癖がでたみたいな。そんな感じなんすかね。あまりにも簡単に人殺ししてて、なんだこのおじさん怖いって思った。
そんな傷だらけの悪党刑事が隠蔽捜査していくうちに、犯罪組織を嗅ぎつけてそいつらと相打ちで死ぬという結末です。主人公は死に場所を探してたのかあ。悪党は悪党とやりあって、そして死んでいくみたいな。
こういうのもハードボイルドになるのかな。雰囲気はとにかくすごい。それっぽい。でも何をやっているのかよくわからない。