現実と夢の世界が交差する系ストーリー。時間も過去と現在が交差します。なんかこういう日本の漫画がけっこう流行ってませんかね。異世界と現世界を行ったり来たりするやつとか、過去に戻って事件を防げみたいな過去改変するやつとか。そういうマンガが好きで親しんでる人にはけっこうおもしろい話かもしれない。
特殊な能力をもつ子供たちが出てくる。透明なやつとか、軽くて浮かんじゃうやつとか、肺活量すごいやつとか様々。子供の指導者っていうか先生?みたいなのがエヴァ・グリーン。悪役がサミュエル・L・ジャクソンでなんか戦ってます。
主人公のおじいちゃんとエヴァ・グリーンたちが昔かかわりがあって、それを孫の主人公が受け継いで彼らと冒険をともにするって感じです。主人公自身も特殊能力があるんですよ。僕はなんの取り柄もない能力もないただの子供だよって思ってたら、ホロウっていう怪物の姿を見ることができるという一番重要な能力の持ち主だった。
なんかほんとマンガでよくありそうな感じだったなあ。取り柄のない主人公が実はすごい能力があったとかさ。おじいちゃんと孫、世代を越えて使命っていうかな、受け継がれる思いみたいなのとかさ。そういうのマンガの定番設定ですよねえ。
だからけっこう見やすいことは見やすかったかな。でもおもしろかったのかというと、……みたいな。なんだろう、ファンタジーなんだけど派手な感じではなくて、古ぼけた感じで渋い画面が続くし、冒険の爽快感みたいなのがなかった。