同級生による学校での銃乱射事件で首を撃たれて九死に一生を得たジェニファー・イーリー。姉と一緒に曲作って歌うのがリハビリ代わり。犠牲者追悼集会で歌ったことが話題になってミュージシャンとしてアルバム作ってデビューすることになります。
マネジャーはジュード・ロウ。レコーディングしたり、どっかヨーロッパ行ってレコーディングしたりとか、MVの撮影したりとかの描写が続く。
出だしの銃乱射事件の緊張感がすごくて、あれ?なんか違う映画見始めちゃったかなって思っちゃったよ。こっちは楽しい雰囲気のやつだと思って見てたから。
まあ、あとはお決まりというか、ありがちな感じでした。時がたって30歳超えた主人公が出てくるんだけど、それをナタリー・ポートマンが演じてます。娘がいるんだけど、それをジェニファー・イーリーが演じてる。
これがなんかややこしくて混乱します。うん?どういうこと?って一瞬なっちゃう。ジェニファー・イーリーが年取ったら、ナタリー・ポートマンに変身して、ジェニファー・イーリーはナタリー・ポートマンの子供に転生した。
ナタリー・ポートマンはポップスターとして成功しています。演技が濃い。
マンガみたいなコッテコテのスターって感じ。なんかこれに違和感を感じちゃったなあ。ナタリー・ポートマンだけが、マンガのキャラみたいな大げさな演技してるんすよ。他の俳優は普通のシリアスなおさえた演技してるのに。
なんでナタリー・ポートマンだけこんな変な演技なのか。彼女だけ不自然に浮き上がって見える。この映画ってコメディだったのかって思った。銃撃事件とかシリアスだったから、シリアスに見てたけど、ナタリー・ポートマン見たら、
これはコメディだったかなってなった。ポップスターとして有名になる人は、こんな感じでイかれてるよって言いたいのかな。とにかく濃い。
お決まりのドラッグと酒。姉との確執。有名であることでの不自由。そういう退屈な展開が、コミカルなナタリー・ポートマンの演技で展開する。長いなあみたいな。
なんかじっくりやるんだよなあ。このシーンそんなに長くやる必要あるの?って思うようなシーンばっかり。娘と飯食いに行く間にいろいろ喋ってるシーンとか、なが~としか思わないし。
まあ、それでまた銃撃事件が起きるんだけど、どっか遠い外国でビーチで乱射事件があって、その犯人たちがナタリー・ポートマンのMVで使われたマスクをかぶっていた。
それで記者会見して声明を発表したりとかします。ナタリー・ポートマンは昔銃撃事件で死にかけたことがあるから、それと関連してなんか展開あるのかなって思ったんだけど、とくになんにもない。
ラリってるのかなんなのか、ナタリー・ポートマンは喚いたり怒ったり騒いだりで、深刻に物事を考える状態にない。
首になんかいつも巻いてるんだけど、銃撃事件のときの傷を隠すために、ちらっと首が写ったのを見たら、そんな隠すような傷じゃなかった。小さな引っかき傷みたいで、そんなの隠す必要あるのかなと。
もっとすごいえぐれた傷とかかと思った。
最後はステージシーン。全身タイツ着て、全身タイツのダンサーたちを従えて、コミカルに歌い踊るナタリー・ポートマン。え?これってやっぱりコメディ?もしかして笑わせようとしてる?って困惑です。
マドンナとかレディ・ガガとかをイメージしてるのかな。
曲や歌はとくにどうということもないんだけど、ダンスがおもしろすぎる。タイツ姿なので体型や動きが強調されてて、ナタリー・ポートマンって身長高くないし、スタイルもとくによくないし、なんだか子供みたいでした。
子供がピョコピョコ動いてるって感じであまりかっこよくない。振り付けも、なんだこれはって思うような古い感じだったし。やっぱりコメディなのかなと。
なんかわけのわからない映画だった。シリアスなのかと思ったら、コメディだし。サクセスストーリーかと思いきや、べつにそこは重要じゃないし。
銃撃事件のトラウマが重要なキーになるわけでもなく、家族とのドラマがしっかり描かれるわけでもなく。なんなん?って困惑した。