今回はハワイという題名だからずっとハワイかと思ったら、そうでもなかったです。アオダイショウ田中邦衛からテスト中に答案を見せてくれと言われて仕方なく見せてやった若大将だが、カンニングということで二人とも停学処分。
田中邦衛はオヤジに泣きついて、ハワイの大学へ編入することにします。でもハワイでもカンニング、居候先を飛び出しビーチで遊び呆けてるということで、オヤジから連れ戻してくれと頼まれて加山雄三がハワイへ行くってわけ。
ハワイでサーフィンやったり、パーティーでロカビリー?歌ったり。青大将の下宿先、身元引受人が左卜全で実は若いときに若大将のとこのすき焼き屋で働いていて、おばあちゃんと知り合いだというのがわかったりする。
星由里子も出張でハワイに来てて上原謙のお店で働いてるところを若大将と会う。菅原文太のそっくりさんみたいなアカマムシとかいうやつもハワイに来てるし、場所がハワイになってもいつものメンツが顔を会わせてるのがなんだかおもしろい。
世界は広いようで狭いね。
若大将シリーズは1作目でフォーマットが完成してるんですね。だいたい若大将がアオダイショウのせいで問題おこして父親から勘当されて家を出てどっかでバイトして金持ちの娘から結婚を申し込まれるけど星由里子が本命なので断って
部活の大会で試合にぎりぎり間に合って活躍して最後はみんなですき焼き屋で歌ってわーい!って終わる。このパターンでそのときどきの世の中ではやってるものを取り入れていく。これはうまいシリーズの作り方だなと感心。
シリーズものってやっぱり1作目が一番おもしろい。だから1作目の構造をそのまま続編でもやるべきなんだなあ。2,3、4って続編作るたびに違うことしようとするシリーズはうまくいかない。エイリアンとか、ターミネーターとかさ。
マンネリでけっこう。そのときどきのはやりで見た目を変化させて、骨の部分は1作目の繰り返しでいいんだよ。
若大将シリーズを見るとそう思う。