クリス・パインが主役。アメリカ軍の特殊部隊かなんかの兵隊なんだけど、膝を負傷してその治療で使ってた薬がダメだったみたいで、検査でアウトってことで除隊させられる。退職金も恩給もなし。生活は借金に追われてかつかつ。
そこで戦友の紹介で民間軍事会社に就職することにします。金は稼げるが、命の危険もあるし、ダーティーなことをやることになるわけで、愛国者として米軍にほこりをもって所属していたクリス・パインには迷いがあった。
まあでもお金がなくては嫁も子供も食わせられないと覚悟をきめてやることにします。キーファー・サザーランドがボス。うちは警備とかそういう安い仕事じゃなくて、政府から極秘任務を請け負ったりしてるからという話。
戦友も一緒だし、ここで第2の人生やってけるかと思ったが、最初の仕事で問題発生でそう簡単にはいきませんと。
ドイツで危ないバイオテロの研究をしてる科学者のデータを奪取するという任務。データをとるだけでなく、暗殺することになり、警察との銃撃戦にもなり、仲間が死んだり、負傷した戦友を輸血して助けたり、膝が悪くて動けないクリス・パインがどうにか切り抜けたりします。
それでキーファー・サザーランドに連絡したら救出チームをおくるから合流しろといわれるのだが、なにか変だと感づいたクリス・パイン。救出ではなく抹殺する気かと。また使い捨てにするつもりかと。それでどうにか生き残ってアメリカに戻ってキーファー・サザーランドにリベンジするってわけです。
暗い。どうにもならない。復讐したところですかっとはしない。しかし、クリス・パインが見捨てられすぎです。アメリカ軍から見捨てられ、民間軍事会社からも見捨てられ、戦友にもクリス・パインが思ってるほど思ってもらえてない。その結果、家族とも別れることになっちゃう。
あのラストはどう考えたらいいんだろうか。クリス・パインは家族のもとに帰ったということなのかなあ。もう死人になってるので戻ることもできず、あのまま去ったということなのか。嫁と子供にはクリス・パインは死んだということになってて400万ドル支払われたとかなんとか言ってましたけど。