金山の隠し金をめぐって盗賊団とのいざこざがあることがわかって、盗賊団、西村晃、女たち、牙狼之介が入り乱れて乱戦するって感じです。居合の道場生がちょっと頭の弱い女を襲っているところを牙狼之介が助けて、その女は盗賊団の首領の娘だったとか因縁が重なり合っていく。
道場主が出てきて、牙狼之介との勝負を迫るとかね。そういうのもあります。五社英雄の時代劇って、いろんな勢力が出てきて、因縁がからみあって乱戦になるというのが、特徴にあるように感じますね。
敵と味方でシンプルに2勢力が戦うとかじゃない。何が正義なのかも、もはやわからないぐらいぐちゃぐちゃに乱れる。そして最後、主人公はなにも手に入れず再び流浪の旅に出るのであったみたいな。
そういう終わり方。この映画も牙狼之介は全身ボロボロ、片腕は使えない状態でなんとか生き残るんだけど、それで何かを手に入れたのかというと何も手にしてない。人の嫌な面を散々見て、死にそうになって、そして何も残らない。
監督の哲学なんすかねえ。人生は闘争である。だが戦いの果には何もない。みたいな。
今回はなんといっても西村晃が目立ってました。剣の達人でアクションもいっぱいある。西村晃といえば、自分が物心ついたときは、すでにおじいちゃんでテレビで水戸黄門とかやってたから、老人というイメージしかなかった。
水戸光圀といえば西村晃という年代です。
でも大人になってから、古い日活映画とか見ると若い西村晃がいろんな役、悪役も多い、をやってて、こんな昔から俳優やってんだなあってびっくりしたことあります。「ルパン三世 ルパンVS複製人間」でマモーの声優やってたりもする。
映画出演多数、テレビドラマもいっぱい出てるし、声優もやってるし、活動期間も長い俳優ですね。名優っていうやつだなあ。そのわりにはあまり語られることもない。水戸黄門で主役だったけど、映画では脇役だったからかな。
俳優って名脇役ってあまり語られないですね。西村晃に関する書籍があれば読んでみたいけど、あんまりないみたいですね。自伝とかないのかな。