終わり方もひでえなって思ってエンドロール見てたら、脚本のところに4人もクレジットされててなるほどねって思った。だいたいさ、脚本家のところに何人もクレジットされてるやつって、こういうちぐはぐというかバラバラでまとまりのない映画になってますよね。
脚本なかなかうまく完成しなくて、いろんな脚本家が呼ばれてリライトにつぐリライトでどうにか完成にこぎつけたって感じなんだろうと想像するけど、この映画ってすんなり撮影されたのかな。いやー、脚本がうまくいかなくてそうとう苦労したんじゃないすかね。
キャストはよかったけどなあ。主演はダコタ・ジョンソン。マダム・ウェブっていうスーパーヒーローにのちになる人。どういうことがあってマダム・ウェブになったのかを描くのがこの映画。マーベルのヒーローらしいけど、マダム・ウェブって初めて聞いたな。
なんかスパイダーマンのバッタモンみたいなのが敵です。スパイダーマンとかぶる要素が多いな。蜘蛛なんです。能力の源が。ペルーの奥地に蜘蛛の毒のチカラで蜘蛛のように動く人たちがいる。そこがマダム・ウェブの力の起源。
ダコタ・ジョンソンの母親がダコタ・ジョンソンがお腹の中にいるときに、その蜘蛛の治癒力に注目して蜘蛛探しをしてたんだけど、発見したときに調査に協力していた男タハール・ラヒムが裏切り、母親を撃って蜘蛛を奪って去っていく。
死にかけの母親は、現地の蜘蛛男たちに助けられ、ダコタ・ジョンソンを出産して亡くなってしまう。どういう経緯になったのかはよくわからないけど、里親とかに育てられたのかな、大人になったダコタ・ジョンソンは救命士として働いてます。
救助中に車に閉じ込められて水没して、心停止して臨死体験したことから彼女に異変がおきる。ほんの少し先におきることのビジョンを見るようになってしまう。ダコタ・ジョンソンはわけがわからず、それさっきも言ったよねとか、それさっきもあったけど、また繰り返すのとか言ってやりすごしてた。
そんで火薬かなんかの倉庫の事故現場で、上司が運転する車が事故るビジョンを見て、上司を止めるんだけど、いうこときいてもらえず上司はビジョンのとおりに事故にあって死亡。これは未来予知の能力なんだってダコタ・ジョンソンは確信する。
予知した未来は彼女の行動によって変えることができるというのを、窓ガラスに激突する鳩で気がついた彼女は上司の葬式にいちおう顔だすことにして、墓地まで地下鉄乗っていくことにする。
地下鉄乗ったら、そこにいる3人の女の子が謎の男によって殺されるというビジョンを見る。こりゃ助けなきゃって、3人娘を強引に地下鉄からおろして逃げる。タハール・ラヒムが偽スパイダーマンみたいに天井をはってすすんできたりして、3人娘もなんかよくわからんけど、危ないんだって思ってダコタ・ジョンソンと一緒に逃げる。
このへんの展開もめちゃくちゃ強引すぎる。マダム・ウェブとのちに彼女と一緒にヒーローとして戦っていく仲間になる3人の少女との出会いのシーンなのに、なんかしっくりこない。うまい展開考えつかなくて、もうこれでいいやって考えるのやめたみたいな適当感がある。
タクシーを盗んで3人娘つれて山奥に逃げるダコタ・ジョンソン。地下鉄の騒動では、ダコタ・ジョンソンが3人を誘拐したことになってるとラジオのニュースでわかります。
誘拐犯として警察に追われることになっちゃったダコタ・ジョンソン。でも盗んだタクシーをずっと乗ってます。どういうこと?タクシーもすぐに運転手に通報されてるから、手配されてるはずなんすけど、ダコタ・ジョンソンはナンバープレートをはずすだけで、普通にあちこち移動するのにそのタクシーずっと使ってんの。
いやいやいや、そんなんだったら、ダコタ・ジョンソンが誘拐犯に間違われる展開とかタクシー盗む展開とかいらんやん。隠れる努力も逃げるスリルもなんもないように描くのなら。
全部が全部、こんな感じでそれってなんなん?みたいなことが展開する。
これはわたしが生まれたルーツであるペルーの蜘蛛男のとこに行かなくてはって、3人娘おいてダコタ・ジョンソンひとりでペルーへ飛ぶ。その間、事情もよくわかってない同僚のアダム・スコットに彼女たちを匿うのを頼む。
ペルーで母親の死の真相、彼女が生まれた場所、母親がなぜ蜘蛛の治癒能力をさがしていたのかの理由、蜘蛛の能力に目覚めるとどんなことできるのか、をかいつまんで蜘蛛の種族の人がわかりやすく一気に説明してくれます。
なんかさ、ダコタ・ジョンソンが難病におかされてるのがわかって、産んでも助からないって医者に言われた母親がそんなことない、あきらめないっていって、蜘蛛の治癒力があればダコタ・ジョンソンは助かると思って、でっかいお腹なのにジャングルの奥地まで蜘蛛探しに行ってたということらしいです。
お母さん……、って母親の愛情を知ったダコタ・ジョンソンは母への愛をとりもどす。それまでの彼女は家族や母親と子供とかそういうのがよくわからない人って感じに描かれてます。
3人娘はそれぞれ親からの愛情をうけられず孤独な気持ちでいる。そんな彼女たちの親代わりに自分がなるみたいなことなんすかねえ。
普通にペルーに出国できてるのもどうかと思うし、帰ってきてもまだ盗んだタクシー乗ってるのも笑っちゃうんすけど。誘拐犯に間違われて警察に追われてるっていう話どっかいったのかな。
3人娘は家にこもってカメラにうつらない生活してたから、安全だったんすけど、アダム・スコットの妹のエマ・ロバーツが妊婦で生まれそうってなって、急いでみんなで病院行くことなって、町の監視カメラに顔がうつってタハール・ラヒムがまた襲ってくる。
ダコタ・ジョンソンが助けに来て、そんでタハール・ラヒムとの最終バトルになる。そうそう、なんでタハール・ラヒムが3人娘を襲って殺そうとするのかっていうと、3人娘が襲ってきてタハール・ラヒムを殺すという悪夢をずっとタハール・ラヒムが見ててそれが現実になるのを恐れたから。
タハール・ラヒムは奪った蜘蛛の毒のちからで蜘蛛男になってて、そのちからをうまく使って今じゃ大金持ちでいい暮らししてます。極貧の人生は嫌だ、おれも大金持ちになってやるという野心から蜘蛛を奪った。
それが実現したのに、殺されてたまるかってことで夢にでてくる3人を現実にいるのか探し始める。予知夢が実現する前に始末してやるってこと。探し方がわらっちゃうんだけど国家安全保障局NSAの職員をナンパして、システムに入るための暗証番号を聞き出す。
雇ったハッカーに、夢で見た映像をもとに作ったモンタージュ写真から、AIで現在の顔を推測して写真を作成させる。悪夢の感じからすると、だいたい10年後にそうなるってことは今は彼女たちはティーンエイジャーだねってことで。
合致する顔がないか、NSAのシステムを通して街中のありとあらゆるカメラからの映像と照合するっていうね。
便利キャラとしてのハッカー。ハッカーになんか指示して、モニター見てキーボードかちゃかちゃでなんでもわかるっていういつもの便利展開です。
最後、予知能力によってダコタ・ジョンソンは策を考えつき、あの火薬倉庫でああしてこうしていろいろやったら最後はタハール・ラヒムを倒せるってことで3人娘もがんばってやってうまく倒すことができました。
その戦いでダコタ・ジョンソンのマダム・ウェブとしての能力は完全に開花。なんかよくわからんけど、分身みたいなのが同時にいろんな場所に存在できるような能力も使えるようになる。
しかし戦いでキズついたのか、目が見えなくなって、足も不自由になっちゃったみたいです。よくわからんけど。
場面がかわって、グラサンかけて万能車椅子にすわってるダコタ・ジョンソン。買い物からかえってきた3人娘がわいわいガヤガヤ。ダコタ・ジョンソンと3人娘は一緒に暮らしてるらしいです。
見えるわ、わたしにはあなたたちが活躍する姿がとかなんとか言って、3人娘がマダム・ウェブと一緒に町の悪党どもと戦うビジョンが展開しておしまい、だったかな。
最後のダコタ・ジョンソンの姿はいったいなんなんだろう。XメンのプロフェッサーXみたいになってんの。マダム・ウェブってそういうリーダー的、若いヒーロー達の親がわり的ポジションのキャラなのかな。
まあ、とにかく3人娘がかわいかったなあっていうだけですね。展開とか設定とかはあまりよくなかった。敵はスパイダーマンのニセモノみたいに感じるし。
3人娘はシドニー・スウィーニーがメガネの地味っ子でセレステ・オコナーが金持ちスケボーの生意気っ子で、イザベラ・メルセードが不法移民のエキゾチックっ子。
シドニー・スウィーニーがマンガにでてくるメガネっ娘すぎて笑っちゃった。おどおどしてて自分の意見が言えなくてみたいな、マンガに出てきそうなキャラそのまんまでおもしろかった。
うーん、これ3人娘はマダム・ウェブ2でやればよかったような気がしたけどね。今作ではダコタ・ジョンソンが能力に目覚めるまでをじっくりやればよかったような気がした。
だってマダム・ウェブなんて誰も知らんやん。誰?なにそれ?マダム・ウェブ?知らんなあっていうキャラなんだから、能力の紹介と成り立ちの説明だけで1本やってもよかったんじゃないすかね。
能力の目覚めと3人娘との出会いをどっちもやろうとして、なんだかよくわからないことになっちゃってた。いやー、キャストはよかっただけに残念な出来だったですね。