映画に没入できないと自分で勝手に改善点をあれこれ考えてしまう作業が始まってしまう。カルト教団の描写はもっと少なくして、謎の集団って感じにする。そしたら時間も節約できて、不気味な怖さもでるし一石二鳥。
アクションやって二人が話して、またアクションがあって、またお話シーンって感じなので、話がスピーディーに進んでいかない。つまらない哲学談義みたいなお話シーンは削って、アクションしながら話をするように変えよう。
これで2時間以下になるんじゃないか。ノンストップアクションにして、これでどうにか見れる感じにはなるかなあみたいな。
入り込めない映画を見たときって感想が浮かばない。勝手に作り直しを想像して、監督気分になって脳内で編集しなおして楽しむ方向にいっちゃう。
主人公はニコライ・コスター=ワルドー。警察官で離婚してて、元妻は別の男と再婚して娘もそっちで暮らしてます。娘が約束に現れないから、家に行ってみると、元妻と夫の惨殺死体があって娘がいなくなっていた。
悪魔崇拝のカルト教団が関与してるらしいが、手がかりもなく娘の捜索はすすまない。そんなときに、子供のときにカルト教団に誘拐されて教団で育って脱会したマイカ・モンローが協力を申し出てくる。
サイラスという教団のボスのところにたどり着くために、二人の戦いが始まるのであった……。なんかもっとスピーディーに一気にどんどん話を展開させてほしかったですね。
カルト教団のいかにもなチープなカルト教団描写はいらないし、ニコライとマイカのお話タイムもいらない。どんどん突き進む、勢いで見せる感じにしてほしかったなあ。
なんかほんとだるいんだ。
実話がもとになってるフィクションって最初に言ってたけど、どこまでが事実なのかな。教団に誘拐されたっていうのがほんとのことかな?で、調べてみたら、具体的になにか実際の事件をもとにしてるわけじゃないらしかったです。
実話をもとにしたってつけると実話みたいな雰囲気でるからつけとこうって感じの「ファーゴ」パターンで、完全に創作みたいですね。
まあ、カルト教団による凄惨な犯行というのは、実話をもとにしてるといえばそういう事件もあるねって感じだけど。
ニコライは娘を取り戻すためにはなんでもやるという父親パワーで突き進む。カルト教団に近づくためには見た目も彼らと同じにしないと怪しまれるということで、
隻腕のジェイミー・フォックスのところで全身にタトゥーをいれる。顔にもいれます。覚悟きまってるなあ。
マイカ・モンローのほうは自分をこんな目にあわせて、普通の人生を奪ったサイラスに復讐するために今回のことを利用しようってわけ。
サイラス、カール・グルスマンをやんなきゃ、わたしの人生取り戻せないってわけ。
教団から離れて逃げ出すだけでは、人生の再スタートがきれず、ずっと逃げ回るだけの人生になっちゃうよって。
二人とも必死。
待ち受けるサイラスたちは、クレイジーなはちゃめちゃで返り討ちにしようとする。
まともな日常世界から、クレイジーな狂気の世界へ、どっぷり進んでいく主人公二人。最後、砂漠で娘とお金と交換。だが、ここから無事に帰れると思うなよってカルト教団軍団が襲いかかる。
ニコライがんばってたなあ。ヘビにかまれたり、火炎放射器で焼かれたりしてもなんとか撃退することができて娘とニコライとマイカ・モンロー3人は生還する。
サイラスがなんでニコライの元妻たちをやったのかっていうのも、裏に事情があったのが最後のほうで明らかになります。
元妻の父親とその友達、ニコライの上司が、サイラスと昔に土地の買収、地上げやったときにサイラスが土地主の老婆を殺したということがあって、いざこざがおきてた。その因縁で今回の事件がおきたって感じでした。
そのどさくさで上司は嫁に殺されたが、その死はカルトがやった事件のように偽装されてた。元妻の父親と上司の嫁をあやしんだニコライはまだ終わってないと陰鬱な気持ちになる。
マイカ・モンローの母親を探し当てたニコライはマイカを送り出す。マイカ・モンローはサイラスのアジトを突き止め、隙をみてサイラスを射殺。過去にけりをつけた。そして母親の家に行くんだけど、遠くから見て、新しい生活を楽しくやってそうな母親と会う気にならず帰ってしまう。
行き場をなくした彼女が連絡したのはニコライ。電話でニコライと話す、ニコライの家に来てるマイカ。もう二人は家族といってもいい、お互いそういう絆を感じる二人なのでした。おしまい。
そんな感じだっけ。ドラゴン・タトゥーの女では、最後、女の子のほうが男のとこに行こうと思うけど、自分とは住む世界が違うと思って、泣きながらバイクで去っていく最後だったっけ?
あれ、悲しい最後だったなあ。こっちは希望が感じられる最後でよかったかな。まあ、ひどい話だけどね。やばい組織相手に死ぬ思いを何回もしてさ、体中に入れ墨とかいれてボロボロになって、娘は取り戻したけど、
娘もボロボロにされたしなあ。こりゃひどいよ。勝利したけど、これは勝利といえるのだろうかっていう虚しさが残ります。