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『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』【映画のあらすじとネタバレ感想】


パトレイバーの実写映画。これはきつかった。画面がなんか全体的に薄暗くて見づらい。アニメっぽい演技をする俳優たちが痛い。ロボットの設定なのに、なぜかステルスヘリとの戦いで最後にちょっとしかロボット出てこないのは予算がなくて、ロボ同士の戦闘の映像を作る余裕がないからかみたいな貧乏くさい感じが辛い。

監督は押井守。押井守監督作品はけっこう苦手だな。「攻殻機動隊」「パトレイバー」「うる星やつら」とか一通りは見たような気がするけど、どれもけっこう苦手だったなあ。

押井守監督は、期待させる天才って感じです、自分のなかでは。うーん、今回はダメだったけど、次は、いつかは、すごいもの作るんじゃないかって思わせる才能がすごい人って感じです。そのすごいものがいっこうに出てこないんですけどね……。

パトレイバーはマンガもアニメも少しは読んだり見たりしてるけど、とくに思い入れもない作品です。

うーん、なんかもう見てるのが辛いのがなんともどうにもならないというか。画面が暗いのはなんなのかよくわからない。PCで見たんだけど、全体が薄暗くてボケててめちゃくちゃ見づらい。

昔の古い映画じゃないのに、なんだかぼやけてくすんだ色調で薄暗い絵で見づらい。なんでだろ。こっちのPCの問題なのかな。配信は画質落とされてるとかあるのかな。

その見づらい中で、高島礼子や筧利夫が会話するのをずっと見せられる。特車二課のやつらが、アニメみたいなおちゃらけ演技するのを見せられる。単純に映像のクオリティが低いなかで、アニメもどきの俳優のおちゃらけ見せられる地獄。

こういうのが好きな人はうれしいんだろね。

会話が会話に見えない。それぞれがそっぽ向いて独り言言ってるようにしか見えない。人と人がやりとりしてるように見えない。お芝居になってない。

なんか、アニメだったらこういう人物のならびでこういう大げさなセリフの言い方しても、おかしく思わないけど、実写だと変だろっていう映像なんだよなあ、全部。

アニメでやったら、なんかかっこいいねっていう絵も、そのままそれを実写でやると、動きのない退屈な絵でしかない。動きが感じられない。紙芝居にしか見えない。

アニメという動画の中で止まってる絵でやるから、かっこいいとかあると思うんだけど。アニメのリアルと、実写でのかっこいいとか、リアルってぜんぜん違うものだと思う。実写でアニメのような画作りしても、かっこよく見えない。

お話はテロリストの話でしたっけ。昔、クーデターをおこし東京で戦争をおっぱじめようとしたテロリストがいて、そいつの思想にかぶれた残党がステルス機能つきのヘリコプターを使って再びテロしようとする。

レインボーブリッジだっけ?かなんかをミサイルで撃ったりとかしはじめてて、それを公安の高島礼子が追っている。

レイバー犯罪がなくなって、存在意義がなくなりつぶされる寸前の特車二課のやつらを、高島礼子はちょうどいい使いやすいやつらだってことで利用する。

正規の部隊を動かすといろいろ面倒だから、はみ出し部隊はちょうどいいって感じかな。

ヘリの操縦者が謎の天才パイロット。データベースに顔もない。なんかそんで、ヘリコプターのアジトが判明して特車二課のやつらが踏み込む。いやー、レイバーの部隊なのに、普通に銃もって制圧に行くんだけど、どういうことなんだ?

公安が行く口実を作るための作戦なんだろうけど、お気楽なんだよなあ。特車二課のメンバーたちのぬるいピクニック気分のやりとりにげんなり。

筧利夫が無理強いはしないとか言って、隊員がぼやきながら、やりゃあいいんでしょとか言ってテロリストとの戦闘に入っていくんだけど、そんな呑気な作戦なの?っていう違和感が。

アニメとかマンガならこういうコメディノリでいいかもしれないけど、実写でこういうのやられると一気にしらける。警察とか軍とかの命かかってる作戦行動が、めちゃ安っぽく見えちゃう。

死ぬかもしんないし、相手殺すかもしんないのに、そんな学校さぼりたいみたいなノリやるの?単純にかっこよくないし。なに学生サークルノリやってんの?としか。

そういうふざけてるところがパトレイバーのおもしろさなんだというのであれば、そういうトーンで全体をコメディでやればいいんだけど、みょうにシリアスぶったトーンでやるから、いびつで変に感じる。中途半端なんすよねえ。

最後は飛びったったヘリが東京で警察庁のビル撃ったりとかして大暴れ。自衛隊のヘリがまったく刃が立たず、特車二課のやつらがパトレイバーを見せて橋におびきよせ、最終決戦。

最終バトルといっても、ヘリコプターとロボットが戦うってなんか噛み合わせ悪いな~。パトレイバーは棒立ちでピストル撃つけどダメで、1体は海に落ちちゃう。残り1機もバーンバーンってやられて動作不能状態。

よーし、脱出用の非常装置を外から起動させて15秒動けるようにするから、そこで手動でどうにかしろよってなって、男があわわわわ~みたいなアニメ演技してパトレイバーによじのぼって非常用装置をオン。ヘリコプターがおとなしくその準備が整うまで待ってくれて

最後、目視で照準つけて手につけたワイヤー操作でパトレイバーの銃を撃って、高島礼子も撃って、ロシア語の人も狙撃してそれがヘリにあたって撃墜しておしまい。

やっぱさ、ヘリとロボは戦えない。組み合わせわるい。パシフィック・リムみたいにロボと怪獣みたいにロボとロボがやりあう話にしないとパトレイバーの意味なくない?

よくわからない。パトレイバーなのにパトレイバーあんまでてきませ~んみたいな変化球はいらないような。ロボット部隊が主人公なんだから、普通にロボの話やればいいじゃん?みたいな。

押井守はさあ~って押井守監督のことを語りたい人向けかな。あと高島礼子さんのファン向け。かなり活躍するし、ほとんど主人公といってもいい存在感。

パトレイバーファンにとってはどうなんだろね。実写で見れるだけありがたいって感じなのか。ぜんぜんダメダメだとお怒りなのか。

結局、押井守監督の、なにかを期待させる才能でひきつけられて見ちゃって、がっかりして、なんだかんだぶーたれながらも次回作では今度こそって思ってまた見て落胆するっていうループになるのが押井守ファン。



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