そういや一緒に海行きたいねとか言ってたなということで、海を目指して旅する。その道中に昔のことを回想するって感じです。
奈緒演じるマリコと永野芽郁演じるトモヨは小さい頃からの腐れ縁。永野芽郁がけっこうおらついてる感じの女の子なんすよ。中学生だっけ、からタバコ吸ってるようなやつで、男のヤンキーみたいな感じ。
今でもタバコで一服。ヤニガール。
マリコは父親からDVうけてて暴行とかもされてて、母親からはあんたが誘ったんだろとか責められてみたいな家庭の子です。
お互いがお互いしかいないという友達。マリコはリストカットして男作ったら死ぬからねとか言う。でもマリコは男作ってその間は連絡しなくなったりする。
また、付き合う男がクズばっかりで、殴られて怪我したりがしょっちゅう。
トモヨは毎回毎回おかしな男とつきあってもめてまた同じこと繰り返すマリコにうんざりしてる面もある。でもダチといえる存在はマリコだけなのです。
トモヨという人もよくわからないんですよねえ。友達もいない、親や兄弟がいるのかどうしてるのかも描かれないので、天涯孤独の人に見える。
ブラック企業でそれなりに営業やってるし、ちゃんと生活してるけど、トモヨもどっか壊れてる人なのかも。
まあだから遺骨強奪して海まで行くというむちゃくちゃなことをやってしまうんだろうと、無理やり納得はできたかな?
それで海でなんかいきなりスクーターでひったくりがでてきてカバンなくしたりとか、いい釣り人の窪田正孝に助けられたりとか、
崖で飛び込んで死んでやると騒いでいたら、偶然襲われていた女学生が助けをもとめてきたりとか、唐突な変な展開がおきるんだけど、永野芽郁がぶっ飛んでる演技してるから、まあいいかって思えたかな。
奈緒は見るからに病んでるあぶないやつ。永野芽郁は普通に見えるけど中身病んでてあぶないやつみたいな。壊れた者同士、お互いがお互いを必要としていた関係なんだみたいな。
実際のところ、彼女たちの関係は友達でも親友でもないような。うーん、いうなれば腐れ縁というやつか。