過去にヒット小説を書いて新進気鋭の作家として注目を浴びた教授だけど、2作目が書けずに停滞していた。大学長のフランシス・マクドーマンドと不倫関係。嫁さんは家を出て行った。創作も人生も混迷して行方知れず状態でモヤモヤ中。エージェントのロバート・ダウニー・Jrが続編の調子をみにやってくるという。
ロバート・ダウニー・Jrもヒット作品を手掛けることができずにいてキャリアが終わる寸前まで追い詰められている。まあ、そんな風には全然見えなかったけどね。
そんなときに風変わりな生徒トビー・マグワイアがきっかけになって騒動が巻き起こる。犬を撃ち殺したり、マリリン・モンローのジャケットを盗んだり、車が盗まれたものだったりとかそういう騒動です。マイケル・ダグラスの停滞していた生活に波風がたつって感じかな。
騒動がおきたことで、停滞を抜け出せるっていう話。話はいまいちといえばいまいちかな。騒動がドタバタしてるだけで、つながって盛り上がっていかない。それにくらべて出演者はなかなかいいんですよ。ケイティ・ホームズもでています。
トビー・マグワイアの不思議少年ぶりが良かった。なんだこいつ、あぶね~みたいな。見た感じはサイコパスキラー風。この演技の仕方、シリアルキラーじゃないかみたいな。
それでロバート・ダウニー・Jrのほうも、なんかこの人ちょっとおかしい人じゃないかっていうキャラクターなんですよ。いったい何しに来たんだ?みたいな謎の行動がおおかったです。登場シーンからして、長身の女装した美女を連れてきてる。
マイケル・ダグラスの家で勝手にパーティー開催したりする。仕事する気があるのかよって、わけがわからない。タイプの違うサイコパス二人の自然に変なやつな演技は面白かったです。
まあ、マイケル・ダグラスの行動もわけわからないところ多かったですけどね。犬の死体を寝てるトビー・マグワイアのかわりにベッドに置いておこうって、なぜそんな悪趣味なことをさらっとやってしまうのか。
停滞した人生をリスタートするには、それぐらいおかしなこと、いつもと違うことをやらないとリセットなんかできないということなんすかね。