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『ネバーランド(原題:Finding Neverland)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


いやー、泣いちゃったな。ピーター・パンが観客に向かって、奇跡を信じる人拍手してって呼びかけたときに、おばあちゃんが真っ先に誰よりも速く拍手しまくってて、じわっときちゃったなあ。現実的で夢など忘れたような人が一番奇跡を欲していたのかと思うと切なくて。

現実に疲れ果てた大人こそ、心の底では奇跡を願っているのだ。お話は「ピーター・パン」を書いた劇作家ジェームズ・バリーの物語です。ジョニー・デップが演じてます。実話から着想をえたお話。

ジョニー・デップは劇作家で、新作の舞台の初上映をむかえてそわそわと劇場の観客を観察していた。そしたらどうやら今回は不評のようで、新聞批評も酷評で大失敗。

ダスティン・ホフマンが劇場主で、今回の劇はあたんなかったな、次は儲けさせてくれよって言われて、新作にとりかかっていたジョニー・デップ。

公園で犬の散歩してるときに知り合った、4人の男の子。母親はケイト・ウィンスレットで、夫に死なれて母親ひとりで子育てしていた。

4人の子供と仲良くなって一緒に遊ぶようになるジョニー・デップ。すぐにうちとけるが、三男のピーターは父親の死から、世の中を斜に構えて見る皮肉屋になっていて、いつも輪から少しはずれていた。

女手一人で4人の男子を育てるのは大変だろうと、なにかと世話を焼くジョニー・デップですが、仕事場とケイト・ウィンスレットの家にいりびたりで、自宅の妻をほっぽりぱなしで、夫婦仲は冷え込んでいきます。

そりゃジョニー・デップが悪いよなあ。友人として支援してるんだと言いつつ、ケイト・ウィンスレットに惚れてるジョニー・デップ。子供たちと遊ぶのも、劇を考えるインスピレーションになってるので、

ジョニー・デップは家より、こっちのほうにいるほうが楽しいのです。

奥さんラダ・ミッチェルはもう知らないって他に男つくって出ていく。そりゃそうなるよ。

ケイト・ウィンスレットの母親のジュリー・クリスティは、なにかとつけてジョニー・デップを非難する。結婚してる男が娘のところにいりびたっていると変な噂がたって、再婚話もなくなるって。

そりゃ正論ですな。本人は友人としての支援だよって言ってるけど、度を越してるし。別荘につれていったりとかさ。いや、友人以上だろっていうね。

ジョニー・デップは4人の子供たちとのふれあいのなかで新しい劇を思いつき「ピーター・パン」を書く。

なんだって?犬が出てきて海賊にワニが時計を飲み込んでタイガー・リリーがどうのこうの、これでうけるのかってダスティン・ホフマンは心配します。

ジョニー・デップは4人の中で一番の皮肉屋で世をすねてるピーターを元気づけるために、この物語の主人公にピーターという名前をつけた。

なんだろね、世知辛い世の中で、大人はみんな子供のときを忘れて現実にうもれてるけど、ほんとうは大人の心のなかには永遠に子供がいるんだっていうね、そういうことを思い出させる物語を書こうと思ったのかな。

まあ、それでなんと、ケイト・ウィンスレットが咳をごほごほやりだして、なんか病気なのかなってなってきて、ケイト・ウィンスレットは頑なに医者の検査をうけようとしなくて、

これは難病ものの展開かってかんじになっていきます。なんの病気なのかはよくわからないんだけど、なんか具合が悪そうっていうのだけはわかります。

ピーター・パン初演の夜、ジョニー・デップは25席を孤児院の子供たちを招待して観劇させます。席はひとつずつ、あちこちバラバラ。そこに座った子供が、ピーター・パンの劇を見て笑う姿をとなりの大人の観客たちが見て

つられて童心にもどって劇にのめりこんでいく。うまい作戦だ、が大成功で劇は絶賛されます。

ケイト・ウィンスレットと4人の子供も招待してたんだけど、ケイト・ウィンスレットの具合がそうとう悪くなって、ピーターだけが観劇したんだっけ。

そしてしばらくたってケイト・ウィンスレットは病床にふせって出歩くこともできなくなっていた。ジョニー・デップは劇の成功で名声が高まって大忙し。

そんなある日、子供たちがサプライズだよって、階下に降りてきてっていっておりていくと、そこにはジョニー・デップがいて、舞台セットが組まれて役者たちが出てきてピーター・パンの上演が始まります。

見に来れなかったケイト・ウィンスレットのために、家でピーター・パンを上演するってわけ。

それで劇がすすんでいって、ピーター・パンがみんなに向かって夢を信じる人は拍手してっていって、それでみんな拍手したら、そこにはネバーランドがひろがっていく。

みんなの心の中には永遠のネバーランドがあるんだっていうファンタジーな展開。

そしてケイト・ウィンスレットが亡くなって、お墓に埋葬されます。ジュリー・クリスティは、わたしとあなたを子供たちの後見人としてケイト・ウィンスレットは指名してるけどどうするってジョニー・デップに尋ねる。

ぼくが子供たちを見捨てるとおもいますかって、子供たちの後見人としてずっと見守ることを約束する。

母親が死んで悲しむピーターとジョニー・デップがベンチに座って話して、ずっと見守っていくよってジョニー・デップが言って泣きじゃくるピーターの肩を抱いてなぐさめておしまい。

このエンディングはけっこう蛇足だっかも。まあ、エピローグとして映画をしめるシーンとしてはわかるんだけど、お家の上演会でネバーランドが出現したところで感動のピークだったからなあ。

あのまま終わって、エンドロールでエピローグとしてその後のジョニー・デップと子どもたちの行く末が語られるっていうかたちでもよかったかも。

まあ、なかなかよかった。リアリティはあまりないけど、観客はリアルが見たいわけじゃないんだ。上手な嘘、上手な夢を見たいんだ。



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