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『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男(原題:Get on Up)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


ジェームス・ブラウンの伝記映画。ゲロッパ!テイト・テイラー監督、チャドウィック・ボーズマン主演。ソウルの帝王JBのことは、ぜんぜん知らなくて、ゲロッパぐらいかな。アルバムとかも聞いたことない。大昔にカップヌードルのコマーシャルやってたような記憶がうっすらあるだけ。

なのでJBがどういう人だったのか知るのにちょうどいいと思って見てみました。ジェームス・ブラウン役はチャドウィック・ボーズマン。ブラックパンサーの人ですよね。めっちゃJBぽかった。といってもJB本人がどんなだか知らないんすけど。

子供時代から晩年までが描かれます。時間軸は行ったり来たり。オープニングはJBがおれのトイレでうんこしたやつがいるって激怒して銃をぶっ放して警察に逮捕されるシーンからです。

どういう状況なのかいまいちわからない。なんか保険会社がお客10人20人ぐらい集めてセミナーやってる。その客の一人がトイレでうんこする。そこに銃をもったJBが乱入してくる。おれのトイレでうんこしたやつがいるってお怒りです。

どういう状況?保険会社の隣がJBのオフィスかなんかで、保険会社の客が間違ってJBのところのトイレを使ったということかな?

それで警察がきてカーチェイスしてジェームス・ブラウンは逮捕。なんかやばい人なんだな、ジェームス・ブラウンって。

やばい人。そういう印象が決定づけられる。それからいろんな時代のエピソードが展開していくけど、やっぱり危ない人っていう感じでした。銃、DV、逮捕。

子供時代に親から捨てられる。それがけっこうかなり大きな心のキズになってて、ジェームス・ブラウンの生き方に影響したってふうに描かれていた。悲しかったなあ、子供時代の描写。

母親から見捨てられる。JBとしてスターダムにあがっていくときに、母親が楽屋を訪ねてくる。このシーンは悲しくなっちゃうね。

なんで捨てたんだ、おれは一人でやってきた、あんたなんかいらない、おれは帝王だって言うんだけど、親友のやつに母親が不自由しないようにしてくれって頼むのなんか悲しかったなあ。拒絶するけど、ほんとはもっともほしいものは母親の愛情だったってね。

JBを知る上でもう一つ重要なのが、親友の存在ですかね。ボビー・バードっていう人。この人がいなければジェームス・ブラウンはチンピラで若いときに野垂れ死にしてもおかしくなったんじゃないすか。

母親、父親から捨てられたジェームス・ブラウンは親戚のおばさんの娼館で働いて暮らしていた。青年になったJBはしょうもない泥棒でつかまって服役。身元引受人もおらず、保釈金もはらってもらえず、不当な長期服役していた。慰問にきていたゴスペルグループのボビー・バードと出会う。

ボビー・バードはJBのボーカルの才能にほれて、家族を説得して身元引受人になり実家に住まわせる。その後、一緒にザ・フェイマス・フレイムスというグループで活動してじょじょにJBのボーカルが開花して有名になっていくっていうね。

ボビーがいないとJBはJBにならなかったのかも。いやー、こういうすごい人生の分岐点ってあるもんなんだなあって、人生の奇妙な運命の不思議を感じる。

しかもさ、グループは人気がでるにつれてジェームス・ブラウンのソロみたいになって、他のメンバーはつけたしみたいになって、それが嫌なやつはみんな去っていく。でもボビーは去っていかない。

ずっとジェームス・ブラウンのそばでJBを支え続ける。フェイマスフレイムスもさ、ジェームス・ブラウン&ザ・フェイマスフレイムス名義になって、ジェームス・ブラウンがバンドを雇ってるという形になる。

JBがボビーを雇ってるという関係になる。どういう心境なんだろな、ボビーさん。横暴、暴君、わがまま、仲間は去っていく。でもJBのライブパフォーマンスは最高。

黒人と一緒なんて嫌よって言ってるような白人ですら、JBのライブを見ると体をゆらしてノリノリになっちゃう。ライブの魅力がすごいっていうのが描かれてましたね。

ライブシーンはけっこうあります。

なんていうか、ジェームス・ブラウンっていえばこの曲みたいな、ぱっと思いつくメロディがあるものがない。それはJBがやってた音楽が、普通の歌ものの曲じゃないからなんだろうね。

映画の中で、レコード会社の社長かなんかが、レコーディングしてるJBを見て、なんだこれは、プリーズって連呼してるだけじゃないか、いつAメロが始まるんだって戸惑ってて、いや、そういうのじゃないんで、これはこれでいいんですって担当者がなだめてた。

バンドの練習のシーンでも、楽器をこれはなんだ?って質問して、違うドラムだ。ギターもベースもサックスもなんでも全部ドラム。すべてリズムなんだって言うシーンとかね。

なるほど~みたいな。JBの音楽の真髄はそこなんだなって。

まあ、いろいろとあってバンドメンバーが去ったりとかDVあったりとかしたけどライブは大成功。でもここでついにボビーがもうやってられんわって去っていく。一人になったJB。また捕まったりしたんだっけ。

そっから時間がたって久しぶりに復活ライブをするってことで、ジェームス・ブラウンがボビーの家を訪ねていく。ライブやるから見に来ないかって。

ボビーが観客席で見守るなか、いつものファンキーでノリノリのライブをやるJB。いちおう和解したっていうことかな。それでその後のJBやボビーの話が紹介されて亡くなったということでおしまい。

偉大なソウルの帝王JBの影響力ははかりしれない。すべての現代のミュージシャンのなかに彼の姿があるみたいなJBを讃える感じで締めくくられてたなあ。



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