舞台俳優やってる男が主人公です。出演中の劇の演出家の嫁と不倫関係にある。彼女とは劇中で恋人同士の役です。不倫関係バレてないと思って劇の稽古をやってたんだけど、出演者の一人が不倫関係に気がついて演出家に密告する。
その人は、劇の端役なんすけど、嫁が重い病気で家で寝たきりなのでそのことが気になって全然劇に集中できてなくて、短い台詞も忘れるようなやつです。
密告から、演出家の嫌がらせが始まる。主人公は主役だったのに、突然、その密告者の男と台詞を入れ替えようとか言い出して、主人公の出番がどんどんなくなり、密告者が主役のようになっていく。
そして上演当日、切れた主人公は劇が始まってるのに、密告者の足を釘で打ち付けるという暴挙にでる。そんな感じのメロドラマが前半。
そのドラマの裏側で謎の動きがあるのも描かれていく。なんか教会の人が主人公を監視してるんすよ。いろいろ干渉もしてて、なにかの計画にそって主人公を導いているような描写が挿入される。
主人公の娘も出てきて、彼女も父親を監視して盗撮してる。病院にいったら、肺がひとつしかないと言われて、今度父親も診察してみたいと言われたとか言ってて、父のことをさぐってるようです。
主人公は子供のころに森で発見されて、どこから来たのか、本名はなんなのか、親はどこなのか一切わからないという事情をかかえていた。
謎の男が主人公に接触してきて、話を聞くと、主人公は宇宙人で子供のころに11人のほかの子供たちと森に放置されたとのこと。ルナボー星人が地球人と交わり生きていけるかを実験するためだと言われる。
主人公は娘を作ったから、実験は成功で終了ってことで迎えに来たってことですかね。君の母親のビデオメッセージだという映像を見せられて、そこには母親とされるルナボー星人と赤ん坊の自分がうつってる。
まあ、ルナボー星人といっても見た目は地球人とまったくかわりません。肺がひとつというのがルナボーの特徴らしい。
そうかあ、じゃあ故郷に帰るかあってなって、娘におれルナボーらしいから帰るわ、おまえは逃げろって言うんだけど、いや、わたしも一緒に行くよって娘も一緒に行くことになる。
教会がルナボーに協力してて、宇宙船も教会の小屋の地下に隠してある。教会はなぜルナボーに協力しているかというと、ルナボーでのキリスト教布教活動の権利をもらったから。
ルナボーには宗教はないようです。主人公はキリスト教ってただの作り話だろって宗教を信じてないみたいだし、ルナボーの人もキリスト教に興味はなさそう。
そんで宇宙船が地下から上昇して宇宙へ飛んでいく。でっかい石ころみたいな宇宙船。
娘が船内を探索すると、撮影セットが組まれた部屋を発見する。そこにははりぼてのセットがあって、衣装もハンガーにつるされてて、主人公が見せられた母親からのビデオメッセージがここで撮影されたらしいのがわかる。
いったいどうなっているのか。ルナボーが言ってることがどれぐらい本当なのか。それはまったくわからずに映画は終わります。
最後は、ルナボーが宇宙船のハッチをあけて、ルナボーでの布教のために積み込んだ教会建設の資材や絵画などの装飾品と一緒に神父たちを宇宙空間に投げ出して終わり。
ルナボーにとって用済みの教会は宇宙ゴミとして捨てていくっていうことかな?よくわからないエンディングでした。
いったい何がどうなったのか。よくわからないまま終わった。ジャケット写真はなんか怖い感じじゃないですか。スリラー、ホラーっぽい雰囲気があるので、てっきり映画もそういう感じになるもんだと思って見てて、
最後の宇宙人とか宇宙船とかの部分は、確かに不穏な不安なムードが高まってくるんだけど、別に衝撃の展開とか、怖いシーンとかはない。フラットな感じで終わっていきます。
いったい何がしたかったのかっていう感想しか思い浮かばない。宇宙人が地球に仲間をおいてそれを回収しにきてとかいう、すごいなんかありそうな話なのに、なんもないのはなぜなんだ。
もっとなんか気の利いたエンディングを用意してくれてもいいのになあ。