3号機は人間に白塗りして線書いたりしてるだけだから陳腐すぎて見てられない。01は歩行してピポピポ言うだけの5歳児レベルで腕もついてない。02はホンダのアシモみたいで、歩行もできて細かい手作業もできて知能も15歳レベル。この2機はよかったですね。
とくに02は人間味がありすぎて面白かった。家政婦は見たみたいに、影から半身で部屋の中の様子を伺う姿がおもしろすぎる。デザインは一昔まえのロボットって感じで顔とかないんだけど、めちゃくちゃ人間に見えてくる。
滝の前でたそがれて佇む後ろ姿がものがなしく見えてくる。
最後、悩みすぎて、湖に入水自殺するという人間味ありすぎロボット。
お話は、SFサスペンス風人間ドラマ。主人公のロボットエンジニアが企業の仕事で山梨の山奥にあるラボでロボットの開発をするんだけど、会社からはなにやってんだってせっつかれてる。
全然成果上がってないじゃないかって上司はお怒りです。主人公はのらりくらりとかわし、一人で開発やってて、ロボットを1号機、2号機と作ってて、本命の3号機の完成が近づいていた。
昔の回想で妻との思い出の日々が描写されたりして、過去になんかあったんだなっていうのが匂わされます。主人公が顔に傷があったりして。
なんか妻は死んでるらしいんですよ。
なんかよくわからないんだけど、アーカイヴっていうサービスがあって、死者の精神を保存できて、それと会話できるんだけど、期間限定でだんだん通信できなくなって消滅するらしいです。このへんの説明描写がうまくなくて、まったくよくわからない。
アーカイヴのメンテナンスですとかいって、技術者が妻のアーカイヴ装置の様子を見に来たりする。このへんなんかもうちょっとわかりやすくできなかったのかな?なんだかわけがわからない。
主人公は会社やアーカイヴの人たちとかに隠してなにかやってるらしいんです。どうも3号機に奥さんのアーカイヴを移植して復活させようとしてるらしい。
1号機、2号機と試作してきたが、今度の3号機でうまくいきそうだって感じ。それで2号機が機嫌悪くなります。3号機作るんじゃなくて、わたしをアップグレードしてくれたらいいのにって。
わたしに注目してくれない主人公に嫉妬と落胆の感情を抱く2号機。地味に作業が遅れるように嫌がらせとかします。主人公がロボットたちを、姉とか妹とか言って女の子供みたいに扱ってるのがなんかおもしろかった。
1号機が長女。2号機が次女。3号機が末っ子。でも能力や性能は末っ子のほうが一番上っていうね。次女の2号機が不満を持つっていうのが、ほんとの3姉妹みたいでおもしろい。
3人子供がいたら真ん中が一番気難しくなるみたいな。
3号機の体が全部できあがって、さあ妻のアーカイヴを転送するかっていうときに、会社の上司にバレてラボに突入される。間一髪、転送がすんで妻が蘇るかと思いきや、アーカイヴの中で最後の通信だと言う妻の声がしてきて、
主人公はいったい何がおきたのか一瞬わからなくなる。
最後でどんでん返し。実は死んだのは主人公のほうで、生きてる妻と子供がアーカイヴサービスの主人公に話しかけてた。今までの描写はすべて死んだ主人公が見ていた幻影の世界だった。
アーカイヴの時間切れで最後の通話を終えた妻が寂しく去っていく。おしまい。
なんか惜しい映画だったなあ。ロボやラボのデザインが日本のマンガ風で監督は日本のSFアニメとかSFマンガが好きなのかなって思ったし、雰囲気はよかったんだけどなあ。
まあ、3号機がダメダメなのとか、途中の謎の居酒屋とか変すぎるのとかイマイチなところもあるんだけど、憎めないですね。