ただの女スパイが神さまとかと混じってよく戦うなあってアベンジャーズとか見てたけど、強化人間ではあるんですね。そりゃそうか。訓練しただけであんな丈夫でアメイジングな動きはできないよなあ。
落下する空中基地での戦闘とかあってアクションすごいですよ。でもまあなんていうか、ハラハラ感は正直ないんすよねえ。重力にさからってすごい動きするから、スーパーヒーローなわけだけど、アクションに重力や重みが感じられないので、スリルもないみたいな。
だからこういうヒーローもののアクションはあんまり好きじゃないです。よかったのは妹ですね。なんだろ、伊藤歩?って思った。マッチョになった伊藤歩が出てきたって。スカーレット・ヨハンソンのことを茶化したりするんすよ。
あれ何?ってバカにしたりする。スーパーヒーロー着地を決めて髪の毛ぱっさあってやるじゃん。あれ何?必要ないじゃん、あのポーズ。かっこつけてんの?とか言ったりするのがおもしろい。
父親は父親らしいことをしようとするけど、まるで相手に伝わってない。キャプテン・アメリカとライバルだったと過去の栄光を追い続けてる疲れ切ったオヤジ。悪いやつじゃないけどどうしようもないおっさんって感じすか。
母親は冷酷な研究者。人情なんかなさそうな人だけど、実はそうでもない。みんな表面は任務で数年間家族のふりしただけで、家族でもなんでもないんだからってポーズとるけど、嘘でも家族として暮らした時間が楽しくてかけがえのない時間で大切な思い出になってる。
まあ、ほんとそういうもんだろなあって気がします。一緒に過ごした時間が短くても、血の繋がりがなくても、いい時間を一緒に生きたということが、家族としての愛情を作る。そういうもんだなあって。マンガで荒唐無稽な絵空事だけど、そこはなんかリアルな感じがしてよかったですね。
まあ、めちゃくちゃだなって思うところ多いけどね。あのフェロモンブロックだっけ。あれを防ぐために、鼻をつぶして嗅覚の神経を遮断するってどういうことなんだ?って。鼻を机に叩きつけたら神経遮断できるもんなのかな。よくわからない。