渡辺浩弐原作を三池崇史監督がとったということで、三池崇史監督なのでけっこうそつなく見れますね。いやー、おもしろいのかというと、うーんって感じなんだけど、味わいはけっこうありました。
キアヌ・リーブスの「JM」みたいなサイバー空間の表現のチープな感じも今見ると逆にレトロでおもしろく感じたりするし。悪役でクリストファー・ドイルが出演しているのもなんでだ?って感じでおもしろいです。
DA PUMPも沖縄勢ということで出てこなくてもいいどうでもいい役割で応援出演して曲が流れたりします。フィーリングーってなんか懐かしかった。
話はSF恋愛もの。天才プログラマーである渡瀬信彦が死んだ娘の島袋寛子をプログラムで再生する。そのプログラムをめぐって悪いやつら、クリストファー・ドイルや竹中直人が襲ってくる。島袋寛子と幼馴染でいい感じだった原田健二がプログラムが入ったノートPCを死守する。
その間にプログラムのAIとのあいだに生きていたときの島袋寛子とのように絆が育まれていくってな感じ。基本、襲われて逃げるの繰り返しだけです。
基本的に、棒演技のSPEED4人の棒読みシーンと、アクションシーンの繰り返し。島袋寛子がプログラムAIになってロボットみたいな喋り方になるんだけど、これは棒読み演技しかできないというのを逆手に取って棒読みを活かすキャスティングになっていた。