これは自伝なので、とくにおもしろいとかではなかったですね。事件や物語があるわけではないので。ジェリー・スタールってどんな脚本書いてるのかと思って調べたら「バッドボーイズ2バッド」をやってるみたいです。
ほかは「ズーランダー」とか「インランド・エンパイア」とか。あとはよくわからないテレビの脚本。
映画の中では、人形がでてくるコメディテレビドラマの脚本をやってました。なんだか「アルフ」みたいなドラマだなって思ったら、アルフの脚本を何本かやってたみたいで、あれアルフのことだっただな。
アルフ懐かしいなあ。子供のときにNHKでやってたのをよく見てたなあと懐かしくなった。
あまり脚本を書くシーンや創作するシーンはでてきません。
ほとんどがドラッグでラリって大変なことになるっていうシーンで構成されている。ドラッグやめようかなあ、やめたいけどドラッグやらないと調子がでなくて脚本執筆できないしみたいな。
薬物と創作。あの名作の裏にドラッグあり。うーん、このへんどうなんだろうね。素面ではやってられない仕事なのかな。
家もないしドラッグでラリってるしあちこちふらついて大変なのに女にはモテモテっていうね。これ見栄はってるんじゃないかってちょっと笑ったけどね。かっこよく描きすぎてるような空気がするね。
どっからどうみても口先だけのビッグマウス野郎で見た目もべつに色男でもないし、ジャンキーで危なそうなのに、なぜか女がほっとかないみたいな。これはジェリー・スタールの願望ではないのか。
こういうオレ、かっこいい……みたいな。ワイルドで危ないオーラをまとったオレ、かっこいいみたいな。
ナルシストなのかもしれない。無頼をきどる系のナルシスト。
ドラッグをやめようとリハビリ中のベン・スティラーがハンバーガーショップでバイトしてるとドライブスルーに逆走してきたマリア・ベロにナンパされる。
彼女にこれまでの身の上話をするベン・スティラー。
美人で仕事もちゃんとしてるエリザベス・ハーレイとグリーンカードのための偽装結婚バイトで知り合うのだが、エリザベス・ハーレイのほうがベン・スティラーを気に入って、よかったら家に住んでもいいのよってなる。
それをベン・スティラーは、わりいし、おれはそんな男じゃないからって一度は断るのだが、故郷で母親が死んだときいて感傷的な気分になって、
ひとりでいるのが悲しかったのか、やっぱ住んでいいかなって転がり込む。なんだよ、この男は。
やっぱそうなんだよなあ。無頼を気取ってるけど、もともとそういう人ではないんだろう。ドラッグで身を持ち崩してるのを、いや、おれは無頼な男だから、こういう生き方なんだっていいわけしてるだけなんだ。
ほんとうは真面目に生きることもできる人なんじゃないか。
まあ、そういう普通の人間を、無頼派気取りの男に変えてしまうほど、ドラッグはやばいっていうことかもしれない。ドラッグ中毒になるとドラッグをきめることが仕事、人生の中心になってしまうって言ってたけど、それぐらい恐ろしい代物ってことっすね。
ベン・スティラーはエリザベス・ハーレイとの間に娘が生まれて、ちょっと預かることになるんだけど、赤ん坊つれてドラッグ買いにあやしいクラブとかうろうろしてて、こりゃやば~ってかんじでした。
あとさ、どうしてもドラッグが手に入らないって、知り合いのおばさんのとこに、チョコマフィンを手土産にドラッグくれって訪ねるのとか、笑ったけどね。マフィンって。
まあなんだかんだあって、本書いたりテレビ出てドラッグや人生について語ったりしてなんとかやってます、借金が90歳まで生きないと返せないとかなんとか言っておしまい。だったかな。
とくに話があるわけじゃないし、盛り上がりもないので、見終わったらすぐに内容忘れちゃう。なんか気取ったかっこつけたやつだったなぐらいしか印象に残らない。