でも昔はちゃんとした船乗りで浅丘ルリ子ともいい感じだった。それが海難事故の責任をとったことで挫折。浅丘ルリ子との仲もうまくいかなくなってしまった。浅丘ルリ子はそんな石原裕次郎を耐えて待つ女です。
渡哲也はフレッシュな新人二等航海士。昔の石原裕次郎はこんな感じの熱血漢で世間知らずのぼっちゃんだったんだろうと連想させるような役柄です。過去の裕次郎を渡哲也が演じているみたいなもん。
渡哲也はルールや規則を重んじて、清廉潔白な海の男であることを誇りに思って、今の石原裕次郎たちの愚連隊まがいのいい加減な感じを嫌ってる。まあ、いろいろあって大人たちの良き人の仮面の裏にはあくどい面があるのを知るみたいなことになるんですけど。
貨物船の乗組員として石原裕次郎たちを雇いたいというキャプテンがきて、一度はその仕事を断るんだけど、これはなにかあると裕次郎が感づいて仕事をうける。貨物船の罪にはウィスキーといいつつ、ただの水。
嵐が迫る中、船が石原裕次郎たちの暴動によって沈んだことにして、保険金をせしめる計画が裏で進行していたのだった。沈める計画だったので、荒くれ者たちの石原裕次郎グループを利用したってわけ。
計画どおり爆破で船は沈没。石原裕次郎は行方不明になる。計画成功でまんまと保険金をいただけるというところに、行方不明で死んだと思われた石原裕次郎が登場。大乱闘になって悪党どもをぶちのめし、濡れ衣をはらす。
浅丘ルリ子とも仲直りでハッピーエンド。まあ、日活映画の石原裕次郎の船乗りものは何本もあるけど、他とくらべるといまいちかな?若いときの石原裕次郎がでてる「鷲と鷹」のほうが裕次郎は精悍な顔しててかっこいい。
「夜霧よ今夜も有難う」のほうがムードがあって渋いし。「泣かせるぜ」はちょっと中途半端ですかね。石原裕次郎ももう若者というにはちょっと違うし、かといって大人の渋さはまだまだだし。
せっかく渡哲也との共演なんすけど、渡哲也はあんまり出番がないというか印象が薄い感じがしましたね。