大きな存在だった彼女の死でぽっかりと穴があいてしまったようなアナイス・ドゥムースティエ。久しぶりに彼女の家を訪ねてみると、そこには見知らぬ女性が赤ん坊の世話をしていて、あれって思ったらその女性はイジルド・ル・ベスコの夫ロマン・デュリスが女装した姿だったのだ……。
なんでそうなってるのか、これからどうなるのかを描いていくドラマ。自分探し映画かな。主人公は女装の彼と秘密を共有することで、死んだ親友との関係や自分の気持ちを再発見し、気持ちの整理がされていくって感じっすかね。
生きたいように生きる、それができなくて、難しくてみんな悩んで生きてるんだみたいな話だったかな。
ロマンが女装してるのはイジルドも知ってて、生前は趣味程度だったんだけど、彼女が死んでから彼女に死装束としてドレスを着せたときから、女装したいという思いが強くなっていっていた。
女装趣味というレベルじゃなく、女性としての姿で生きるのが自分の生き方だという思いが強くなっていく。家の中だけだったのが、外出したくなって主人公と一緒にショッピングモールに買い物に出かけたりします。
自分の生きたいように生きるということについて、アナイスも自分自身のことを考え出す。なんか親友だったイジルドへの思いは、同性の友情をこえた恋愛だったのかもしれないという気がしたり。
ロマンが赤ん坊を実家に預けてるあいだに別荘ですごす二人の秘密の時間は終わりのときが迫っていた。いつまでも隠せるわけもなく、夫にばれて、とっさにロマンがゲイだと嘘をついてつくろったり。
女装して女性としてふるまいたいというロマンだけど、男が好きというわけじゃないみたいです。複雑だ。
これからどうなんのかなあって、なったら交通事故ですよ。あ、なんか車つっこんできそうって思ったら車つっこんできてロマンがひかれて意識不明です。
イジルドの親たちはロマンが女のかっこうしてたのがよくわからなくて、仮装パーティーの帰りだったのかなとか言ってました。
意識不明のまま目をさまさないロマン。アナイスはあなたが生きたい姿はこうだよねって女の服着せて髪もウィッグかぶせて整えてあげると、ロマンは目を覚ます。生まれ変わったということかな。
その後、大きくなった娘の学校の送り迎えを女装したロマンとアナイスがしててハッピーエンドってかんじかな。
二人で秘密の別荘生活してるときに、バーに行ってショーを見るシーンが印象的だったなあ。DQの口パクショーなんすけど、歌がいい歌詞で感動した。
肩書もなにも捨てて、あなたの前ならただの女になれるっていう歌詞のシャンソンですごくよかったね。
あれって有名な曲なのかな。意識不明のロマンに服を着せてるときにアナイスも歌ってましたけど、おとぎ話で眠れるお姫様が魔法使いの魔法で目覚めるみたいなかんじして良いシーンだったね。
ニコル・クロワジールの「あなたとともに」っていう曲なんだ。