見えてる、見えてない、ほかしが入ってるから見えない、いや、見えてたとか、そういう話題だけが盛り上がってたような。今回配信で見たら、見えてたような気がした。毛が。よくわかんないけど、当時の日本公開のときはぼかし入ってたのかも。
昔は全部にぼかしが入ってましたよね。風呂やシャワーのシーン、着替えのシーンでもとにかく局部はぼかしみたいな。でも今はラブシーン以外のシーンでは股間にぼかし入ってないような気がする。基準がかわったのかな。
だから今回配信で見たときもぼかしはなかったような。取調室で座ってるシャロン・ストーンが足を組み替えるだけのシーンで、性的なシーンじゃないからぼかしは入ってなかったのかな。
まあ、意味的には性的で挑発的なシーンなんすけど。男たちがゴクリと生唾飲んでるのがおもしろい。
まあ、伝説の足組み換えシーンの話はそのぐらいで、本編どうだったかというと、悪女ミステリーでした。いやー、昔、テレビでやってたとき何度か見たと思うけど、あんまり覚えてなかったですね、展開とかシーンとか。
元ロックスターがアイスピックで情事の最中に惨殺される事件がおきる。最後に会っていたのが恋人の作家のシャロン・ストーン。刑事のマイケル・ダグラスは取り調べていくうちに彼女の危険な魅力にひかれていく……。
調べていくうちにシャロン・ストーンの周辺で殺人がおきてたり、彼女は本の執筆のために殺人者たちと親しくしてたりしてて、なにやらやばい人らしいとわかる。マイケル・ダグラスにも興味をもってる。
マイケル・ダグラスは誤射で民間人を撃ち殺してしまったことで監査をうけてる最中。早打ち刑事とか新聞で揶揄されてたり、彼もシャロン・ストーンが興味もつ殺人者のひとりってわけ。
シャロン・ストーンが登場シーンからずっと自信満々でドヤ顔しっぱなしなのが印象的。すべて彼女の計算通り。マイケル・ダグラスがシャロン・ストーンの家に来たときから、彼女のゲームがスタートしてて、シャロン・ストーンはやる気満々、自信満々で楽しくて仕方ないみたいな。
結局、シャロン・ストーンが全部仕組んでやってるってことでいいんだよね?違ったっけ?シャロン・ストーンの手のひらの上で踊らされてるマイケル・ダグラス。哀れ。
またさ、マイケル・ダグラスって野獣のようなラブシーンするっていうイメージがあるんだけど、この映画からそういうイメージになったのかも。
どの映画でも愛のない、欲望ぶつけるだけのラブシーンやってるイメージがある。
精神科医の彼女とのラブシーン、シャロン・ストーンとのラブシーン、目を血走らせたマイケル・ダグラスが乱暴に雑に相手をあつかって自分勝手に果てる。
それでいやー、最高のHだったろ?ってシャロン・ストーンに同意を求めるけど、そうかしら?って笑みをうかべるシャロン・ストーン。
なんかむなしい男の独りよがりって感じして笑っちゃった。男のほうはすごい絶頂を味わっただろ、どや!って思ってるけど、女のほうは男にあわせて絶頂のふりしてるだけなのでは?みたいな。
この映画自体が女の狡猾な策略にのせられて、真実が見えない男っていう話だし、ラブシーンの描き方もそうなってる。
まあ、計画がうまくいきすぎてるって思っちゃうけどね。都合よくうまくいきすぎ。シャロン・ストーンが裏で動いてるにしろ、誰にも見つからずに痕跡も残さず、あちこち現れて手際よくこなしすぎって思っちゃう。
そこはそういうもんだと思って流すのがいいかな。実録犯罪ものじゃなくて、マイケル・ダグラスが翻弄されてしまうというのを見せるのがメインなので、シャロン・ストーンは超越的な存在として描かれてもいい。
最後もどうなるどうなるってワクワクしたな。はたしてアイスピックは出てくるのか、ベッドで絶頂に達したとき、シャロン・ストーンの手にアイスピックは握られているのか~って。
そしたらアイスピックは握られてなくて、普通に果てて、マイケル・ダグラスが二人はやりまくって子供つくって暮らしましたとさでハッピーエンドだみたいなことを言う。
わたし子供は好きじゃないのってシャロン・ストーン。じゃあ、やりまくって楽しく暮らしましたとさだなってマイケル・ダグラス。
カメラが移動してベッド下をうつすとそこにはアイスピックが転がってて……おしまい。
シャロン・ストーンが殺そうとしてやめたのか、だとしたらなぜやめたのか、マイケル・ダグラスと一緒に暮らすのもいいかと心変わりしたとは思えないけど。
まだマイケル・ダグラスから小説のネタとして引き出せるものがあると思って続けることにしたのかな。危険な女に惚れた早打ち刑事が死ぬという小説を書き上げた。
そのパート2で危険な女と一緒になった男がさらなる事件にまきこまれるという小説を描きたくなったのか。
うーん、どういうことなのかはよくわからないけど、とにかくシャロン・ストーンのドヤ顔、自信に満ちた表情とふるまいがかっこよかったね。
マイケル・ダグラスの哀れさもよかった。強がってるけど、めちゃめちゃ実は小心者だっていうのがすけてみえる小物感。
この二人のキャラの良さ、演技の良さで見れる感じの映画だった。ミステリとしてはどうかな~。純粋なトリックとか犯人当てを楽しむ系ではないですね。