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『マッチング』【映画のあらすじとネタバレ感想】


どいつもこいつも狂ってやがる……。怖い。めちゃ怖い映画だった。怖がらせる演出がうまいんじゃなくて、ただただ出てくる人が狂ってるのが怖い。なんか映画の怖さじゃないんだよなあ。演出とか見せ方で怖くしてるというより、ほんとにおかしな人じゃんみたいな怖さ。

出てくるやつ全員狂ってる。全員は言い過ぎか。でもほぼほぼ狂人じゃないか。うまく言えないけど、変な映画だった。なんだろね、この感じ。下手な見せ方に思えるんだけど、怖さはすごいみたいな。

役者の演技とか、表情とか、すごいわざとらしいし、変なんすよ。でも、それが怖いみたいな。これは成功なのでは……。怖いんだから。

話もめちゃくちゃ。どういうことだよみたいな話なんだけど、それもまた、映画なのにこんなめちゃくちゃなんだっていう怖さを感じる。

物語としてちゃんとしてない、ハチャメチャすぎて、逆に妙なリアリティを感じてしまう。こういうことするおかしな人がいるんだなって。

佐久間大介、金子ノブアキ、片岡礼子、杉本哲太、斉藤由貴、のきなみちょっとどうかしてる。主役の土屋太鳳も終わってみれば、この人もどうかしてるなって感じ。

映像も独特。

片山萌美が転落死するんだけど、手足の方向がめちゃくちゃになって大の字に地面に転がってる。土屋太鳳が泣き叫ぶ。大の字になってるのがなんかすごい間抜けに見えるんだけど、笑ってしまいそうになるけど、怖いみたいな。

狙ってんのかな?笑いと恐怖は紙一重っていうラインを。

土屋太鳳が金子ノブアキを殴るシーンも、金子ノブアキが大の字にきれいに寝転がってて、めちゃ変というか、笑えるというか。

土屋太鳳が、わーって泣いて悲しんでるシーンとかもあるんだけど、怖いんだよ。悲しいんだなって共感するんじゃなくて、狂気を見せられてるって感じで怖さを感じる。

コミカルと狂気は紙一重。滑稽と恐怖は隣り合わせ。それを狙ってるのか。

お話はマッチングという題名のとおり、狂った人間がマッチングしてしまって人がどんどん死んでいく話でした。マッチングアプリが出てくるけど、マッチングアプリでおきる事件というより、狂人と狂人が出会ってしまうという話でした。

土屋太鳳が主人公で結婚式場で働いてる。マッチングアプリで知り合って結婚したカップルが惨殺されるという連続事件がおきていた。

腕相撲してるみたいに手を握り合って鎖でぐるぐるまきにされたカップルの死体。写真には顔にバツがされてるなど、カップルであるということに偏執的なこだわりがあるものによる猟奇殺人と見られていた。

人の結婚のお手伝いばかりして、うちら結婚いつまでもできない、マチアプでもやらないとって同僚の片山萌美にすすめられて土屋太鳳はマチアプに登録してみて、マッチングした男と実際に会ってみることに。

それが佐久間大介。ていうか、サムネ写真とかプロフィールから、地雷臭しかしないんだけど、どうしてこの人と会うことにしたんだよ。

実際水族館で待ち合わせして会ってみると見事な地雷男。君とは運命なんだ、ぼくは不幸な生い立ちでどうのこうのみたいなセリフを一方的に言ってくる佐久間大介。長靴履いてるのもおかしいし、こりゃやべーって土屋太鳳は困惑。

ストーカーのようにメッセージをどんどんおくりつけて、家にも来たりする。そのマチアプが結婚式場とタイアップ企画するとかで土屋太鳳も会議に参加してて、アプリのエンジニアの金子ノブアキと知り合って相談にのってもらう。

いや、金子ノブアキもあやしいだろ。見た感じなんかすごく危なそうだし。やばそうなやつしか出てこない。土屋太鳳の父親が杉本哲太。杉本哲太もやばいんだ。

過去の、若いときの回想があって、浮気して不倫関係になった相手が狂った女でつきまとわれて困ってるみたいな過去があるお父さんです。

土屋太鳳はそれを知らない。なんか子どものころに、お母さん突然蒸発したなあぐらいで杉本哲太が不倫相手ともめたことは知らない。

謎の人物、犯人がどこかで車椅子の女の人に手紙をおくって、それにはついに見つけたとかなんとか書いてある。車椅子のおばあさんは赤い服をきてて、斉藤由貴が介護してる。あやしい。

斉藤由貴登場ですでにあやしいです。なんかやばそうな人だなって。

それでマチアプ婚カップル殺人は続き、被害者と関係がある土屋太鳳に警察の捜査がありとか、佐久間大介のストーキングがあり、金子ノブアキに相談とか、杉本哲太が謎の電話から様子がおかしくなりとかあり、事件は進行していく。

いかにもあやしそうで、犯人っぽい佐久間大介。でもこれはフェイクだ!ってミステリー好きなら思うはず。前半でいかにもあやしいやつは犯人ではなく、主人公を助ける信頼されてるやつが犯人だというミステリの定型パターン。

そのセオリーどおりに展開していくんだけど、あれ?残り時間まだ20分とか30分とかあるじゃんって気がつく。こりゃもう一展開あるパターンだなと。

あやしく見えたけど犯人じゃないと見せかけてからの~、やっぱりあやしかったパターン。

車椅子の赤いドレスの人が犯人の母親、杉本哲太の不倫相手だと思いきや、そうではなく、斉藤由貴のほうが狂った不倫相手だったのだ。じゃあ車椅子の女の人は?というと、こっちが土屋太鳳のお母さん。

金子ノブアキが連続殺人事件の一部しかやってないと自白。他の殺人は別の人間がやっていたのだ。

犯人は佐久間大介。やっぱりおかしいやつだったんだ。しかも、斉藤由貴の息子なんだよ。金子ノブアキの弟ってこと?だったら、土屋太鳳の母親違いの姉弟ってこと?

母親が不倫のすえに相手を刺した女で、祝福されない子供として生まれて捨てられて施設で育った彼は幸せな出会いをして幸福になる人間が許せなくて殺していた。

そんなことを知らず、自分を守ってくれた佐久間大介にひかれて服と靴をプレゼントしたりして、土屋太鳳は佐久間大介とマッチングしてお付き合いが始まります、おしまい。

なんなんだろ、これは?おかしいやつしか出てこない。

怖いのか笑えるのか、恐怖と滑稽は紙一重。



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