ロバート・デュヴァルが引退した老メカニック役。スポンサーがやってきて、もう一度車作ってくれよって依頼する。ドライバーはいるのかって言われて、若いすげえいいやつがいるから見てくれよって、それがトム・クルーズ。
若い。いやー、ギラギラしてるなあ。トップガンがヒットしたあとのイケイケ時代のトム。それでテストドライブして、めちゃくちゃ速くてこりゃいけるぞってなってロバート・デュヴァルが作るマシンにトムが乗ってレースに出ます。
でも全然ダメ。完走できずに成績はふるわない。実はトムは機械音痴で、車のことぜんぜんわからないから、無茶な運転してたことが判明。タイヤがどれぐらいもつかとか車の状態を考えずに走らせてたからダメだったんだと。
そっからは調子よくなっていくんだけど、ライバルのマイケル・ルーカーと派手なクラッシュして二人仲良く病院送りです。
ここまで、事故るまでの流れはテンポよくてテンションあげあげって感じですごくよかったです。ノリがいい。事故ってからはけっこうまったりムードになっちゃうんだよ。しんみりムード。前半のあのスピード感ある展開はどこいったって感じ。
で、事故なんだけど、めちゃくちゃすごいクラッシュなんすよ。こりゃ死んだなって思ったんだけど。車が壊れたどころじゃなくて、スクラップ状態になるぐらい回転しまくってボコボコ。ぶつかられたマイケル・ルーカーも、ぶつかっていったトム・クルーズもこりゃダメだって思うぐらいひどい。
でも二人とも大丈夫なんだ。まあ、大怪我してマイケル・ルーカーのほうは脳に問題出ちゃうんだけどね。
入院してる二人が検査に車椅子で向かうときに、おれが先だって競争になって廊下を車椅子でレースして暴走するのとか笑える。あと、退院してからレンタカーで町中で競争して車ボコボコとかも笑えたなあ。
ギャグセンスがわかりやすくていいよね。
負けず嫌いの大人になりきれない男のじゃれ合いって感じ。
それでニコール・キッドマンが医者役で出てきます。ニコール・キッドマンも若いっすね。この映画の共演がきっかけでトム・クルーズと結婚したんだっけ?
今では演技派女優のニコール・キッドマンだけど、このときは田舎臭いフレッシュな新人って感じで、のちの活躍はまったく想像できない。
二人の初対面のシーンも笑えてよかったです。ロバート・デュヴァルたちがエスコートガールに警察のふりさせて取り調べだって、トム・クルーズをかつだことがあって、トム・クルーズはまたそれだって勘違いするわけ。
ニコール・キッドマンが診察しますよって来て、こんな美人の女医?またまたまた、ロバート・デュヴァルたちが仕込んだな、今度は騙されないよって、はいはい、診察ねってニコール・キッドマンの手を股間にもっていったりとかする。
それを見てロバート・デュヴァルたちは笑いこらえてる。ニコール・キッドマンは素でしらーっとしてる。え?違うの、ほんとの医者?ってトム・クルーズがあせるみたいな。
トム・クルーズと恋に落ちる役で、医者として彼を診察したり、あんたはびびってんだよってトムを罵倒して鼓舞したりとかけっこう出番は多い。
まあ、メインは男たち、大人になりきれない子供みたいな男たちの意地の張り合い、根性見せろや的なやりあいなので、ニコール・キッドマンは添え物ですが。
事故ってから調子でないトム・クルーズ。クビになる。マイケル・ルーカーは脳に深刻な症状がでて手術することになる。おれの代わりにお前に走ってほしいっていわれてトムはひきうける。
まあ、それで最後のレースでトムはアウトから抜くと見せかけてインから抜いて勝利。やったぜ~ってなって大盛り上がり。ロバート・デュヴァルと、どっちが速いかやってみるかって、かけっこするロバート・デュヴァルとトム、おしまい。
あはは、子供だな。車でスピードだして遊んでる子供みたいだ。
中身はないけど、けっこう好きな映画だった。映像がいいんだよね。今のCGとかAIとかののっぺりとした質感の映像じゃなくて、ざらついた味のある質感の映像なのがいい。
レースシーンもダラダラ長くなくていいですよ。カットがすごい短いテンポで切り替わる。1秒、2秒でどんどん次の映像次の映像って感じ。車興味なくてもこれだけ短くてテンポよかったら退屈しない。
トニー・スコット監督はこの時代がベストだね。「トップガン」とあわせてみよう「デイズ・オブ・サンダー」