テニスプレイヤーの三角関係恋愛ドラマ。ゼンデイヤとジョシュ・オコナーとマイク・ファイスト。3人ともテニス選手。ジョシュとマイクは幼馴染。ゼンデイヤは将来有望な女子選手。
いかすスケがいるぜってジョシュとマイク二人ともゼンデイヤに惚れます。どっちがものにできるかみたいな競争だぜみたいな。すっごい仲良しなんすよ、男二人が。ジョシュがマイクにマスカキ教えて一緒にマスカキしたような仲。
ずっとテニスも一緒にやってきてダブルスで優勝とかしてんの。息はぴったり。おめえと一緒にテニスすると最高にたのしいぜ!みたいな。
ゼンデイヤは二人に同時に求愛されてまんざらでもない。女王様気質なのかな。試合で勝ったほうに電話番号教えるわって。
あ、それで、この映画、時間が前後しまくります。現在のシーンがあって、10年前になったり1週間前になったり、数年前になったりと、時間がけっこう行ったり来たりします。
3人の関係が今こうなってるのを見せて、それは過去にこういうことあったからこうなったんだよって見せる形。
なるほど~、昔にこういうことあったから、こういう関係になってんだ~って見てるうちにわかるようになってる。結果を先に見せてその原因をあとに見せる。
時間軸をいじってるのと、エレクトロディスコみたいなズンドコ音楽がかかって、なぜかスローモーションになる画作りのせいで、無駄に上映時間が長くなってる。
これズンドコスローモーションなくして、時間軸も前後しなくて一直線に過去から現在にむかって描いていったらもっと時間短くて済むんじゃないか?
とくにズンドコスローモーションいらないわ。
なんでここスローモーションにするの?っていうのがけっこうあるし、ズンドコミュージックも安っぽくてギャグみたい。最後のマッチポイントのところをスローにするのは、ありかもしれないけど、ほかはいらんね、スローモーションとズンドコ・ミュージック。
お話はどうでもいい話でした。あっちとくっついてこっちとくっついて、ああやっぱりこっちで、いや、こっちだったみたいな。どーでもいいよみたいな。
ゼンデイヤは膝を怪我して壊れてテニス選手生命が終わる。最初、ジョシュと付き合ってたんだけど、あれこれ口出してくるゼンデイヤにおれは君と対等だおかざりじゃないぞとかジョシュがきれてケンカして、直後にゼンデイヤがケガして破局。
これはチャンスだと、ずっと二人の仲をさこうとちょっかいかけてたマイクがゼンデイヤとの距離をつめる。マイクは順調にテニス選手として成長してて、ゼンデイヤをコーチのチームの一人として雇う。
二人は付き合いだして結婚する。
ゼンデイヤは自分が選手として手にしたはずの栄光をマイクがチャンピオンになることで取り戻そうってわけ。マイクのことそんな好きでもないのかな。
それで最近なんか調子がわるくてぱっとしないマイク。なんか頼りないなあみたいな。ついついゼンデイヤはあれこれ言っちゃう。もっとこうしろとか、こんなんじゃダメだとか。
わたしが手にしたはずの栄光はこんなもんじゃないって思ってんのかな。それでスランプ気味のマイクをチャレンジャーズに出場させることに。
なんかよくわからんけど、その大会にはジョシュも出場します。ジョシュはプロテニス選手だけど、200位とか300位とかのぱっとしない下級戦士でお金もなくてクレジットカードが使えなくてホテル代が払えなくてマチアプでナンパしたどうでもいい女の家に泊まって宿を確保しようとするような状態。
テニス選手としては成功してない。それでゼンデイヤと顔あわせて、ゼンデイヤは不機嫌な態度でわたしあなたなんか今更相手にしないわよってやるんだけど、ジョシュはニヤニヤしてからんでくるわけ。
そんなこと言っても、ゼンデイヤがマイクのことそんな好きでもないし、実はおれのほうを好きなのわかってるもんねみたいな。ニヤニヤ自信満々男。
マイクみたいな優等生じゃ満足できないだろ?おれみたいなタイプが好きなはずだって。図星でゼンデイヤはジョシュのほうが好きなんすけど、女王様気質なので言う事きかないジョシュが嫌いでもあり、でも好きでもありみたいな。
見てるこっちはどーでもええわ!ってなる。
決勝まで勝ち上がらないとマイクとあたることないわよって余裕かましてたんだけど、ジョシュは決勝まで勝ち上がって、決勝戦はマイクVSジョシュになります。
因縁の男二人が女がそばで見てるところで戦うってわけ。
まあ、試合の前の日にこそこそゼンデイヤとジョシュが会っていちゃいちゃしてました。セックスするからマイクに負けてとか、ジョシュにわけのわからんこと言ってた。
やる気まんまんで来たくせになに言ってんだってジョシュがいらついてた。
マイクには試合に負けたら別れるからとゼンデイヤは言ってんの。なんのこっちゃ?なんでそんなことを言うのか。なんでジョシュにわざと負けろとか言うのか。
ゼンデイヤは男二人どっちも好きじゃないだろって思ったけど、違ったっけ。テニス選手として手にしたはずの栄光を失って、その穴をうめようと男を利用してるだけなんだ。ゼンデイヤは自分のことしか見てない。
3人が出会ったときのシーンで、二人のホテルの部屋にゼンデイヤが来3人でキスして、男二人が目をつぶって夢中でキスしてたら、ゼンデイヤがいつのまにか抜けて男同士でキスしてるのをゼンデイヤがいたずらっぽく見てるっていうシーンがあった。
それなんだよなあ。どっちの男も好きじゃないだろ。手にするトロフィーのひとつとして、自分に夢中になってる男っていうのがあるだけで。
男のほうは子供なんだろ。子供として描かれてるというか、ガキというか。いくつになってもマスカキ見せあったノリのまんま。
最終決戦の結末もそんな感じしたな。子供のまんまなんだ二人はって思った。あとひとつジョシュがわざとはずしたらマイクの勝ちっていうところでズンドコスローモーション発動。どうなるどうする八百長するのかしないのかゼンデイヤのほうを見るジョシュ、やるのかやらないのかズンドコズンドコズンドコスローモーション。
なが~。引っ張るねえ。それでなんかマイクも感づいたかんじになって、ジョシュもわざと負けることはやめにして、マイクはサーブをレシーブせず仕切り直し。
白熱するラリーが続き、どんどんコートのネットに近づくいて打ち合いになっていく。ネット際で卓球みたいなやりあいが続き、
最後マイクがボールを押し込むんだけど体ごと相手コートに倒れ込んでいくのをジョシュが受け止める。
それを見てるゼンデイヤが思わずカモーンって絶叫でおしまい、だったかな?
本気の戦いを見せられて、おもわず興奮しちゃったってか?男がわたしをとりあって真剣勝負、幼馴染がわたしをめぐって熱い戦いしたから、興奮しちゃったってか?
やっぱりゼンデイヤは女王様気取りだね。そして男たちはどこまでもガキ。マスかいて、わーわー言いながらなんも考えずにテニスしてた子供だった昔となにもかわってない。
なんかこういうの好きなんだろなって感じしたな、ルカ・グァダニーノ監督が。
男が子供時代になんも考えずに欲望にまかせてわーわー騒いでる感じが好きなんだろな。ある意味懐かしさというか、永遠の夏休みというか、もう二度とは体験できないあの時間を映画という物語のなかで取り戻してるというか。
なんか期待したのとは違ったというのは、ゼンデイヤが男二人を手玉にとるラブゲームかと期待したんだけど、中身は男二人の話で、ゼンデイヤはメインじゃなかったからかな。
マイクとジョシュがいちゃいちゃしてる話じゃないかみたいな。ゼンデイヤ、真ん中にいるように見えるけど、実は蚊帳の外じゃんみたいな。
ゼンデイヤが男を翻弄してるつもりで、じつは男二人にもてあそばれてるズンドコスローモーション映画でした。