登場人物は4人か5人かぐらいいます。みんなお金がらみで困ってる。怖い借金取りからの取り立てで困ってたり、ボケた母親、バイトと義母の世話で疲弊する妻、学費がいる娘がいるバイトの男とか、騙されて借金かかえてホステスバイトで夫はDV夫の人とか。
それぞれがそれぞれの思惑で動いていたけど、全員同じところでぐるぐる回ってたみたいなお話。
普通の人が借金でおいつめられて一線超えるというよりは、もともとやばい人がおいつめられてさらにやばくなるみたいな感じだったですね。
あの入国審査のところで働いてる男の妻?がサイコパス、シリアルキラーで怖すぎた。普通に簡単に人殺しするし。あんな人って知ってたのかな、入国審査の男は。
あとDV夫の奥さん。知り合った中国から来た若い兄ちゃんが奥さん気に入って、夫を殺してやるよってなる。奥さん、夫に保険金かけてるからちょうどいいやって頼むんだけど、別人を殺してしまう。
なんだよ、使えねえなって毒づく奥さん。計画が台無しだぜって。びびって精神がおかしくなって自首するという男を轢き殺す。この奥さんもけっこう怖い人だったなあ。10億ウォンっていうのは、この奥さんが夫にかけてた保険金。
働いてるお店の女社長のアドバイスでうまく保険金を手にする。女社長は男にやられっぱなしな人生やめて新生活するのよって応援してくれてると思って信頼してたら、保険金を横取りするために協力してくれてたのだ。
女社長もお金の返済に困ってんの。この女社長が入国審査の男の妻。DV被害の奥さんから女社長に10億ウォンが移動。それから入国審査の男に移動。そしてまた……って感じ。
お金を手に入れて、やったぜ~って思ったら家燃やされる。やったーって思ったら眠らされて足切られて殺される。やったーって思ったら、トラックにひかれてぐちゃぐちゃ。
わたしが最後に勝ったと思ったら、トイレで刺されておしまい。
勝ったと思ったとき敗北しているのだみたいなのが何度もあって、どんどん脱落していき、最後にお金を手にしたのは……。
残り福っていうやつか。あの義母の世話とバイトで大変だったおばさんがトイレ掃除のバイト中にコインロッカーの鍵を見つけて、あけたら大金びっしりでホクホクみたいな。
まあ、あれもさ、大金手にしてめでたしめでたしでしたって終わるのかどうかあやしいもんだけどね。無欲でまっとうにがんばってる人のところに幸運が巡ってくるというラストなのかな。
現実ではそういうことはないので、エンタメの夢として、いいオチだったかも。追い詰められたら人は簡単にひどいことができるし、お金のにおいをかぎとったらハイエナのように集まってくるし、誰も信用するなっていうのはリアルかな。
いやー、10億ウォンっていったら1億円ってことですよね。バッグにつまった1億円の札束が目の前に転がってきたらどうするだろ。どうにかネコババできないか考えるかも。
まずバッグからお金だけぬいて、別の目立たないバッグにいれて、どっかにかくして、存在を忘れるぐらいほっといて、誰も探してないのがわかったら使うかな。